遠とおく呼よんでいるような
かなしい あの娘この声こえが……
船ふねをつかんで君きみは 泣なきじゃくる
汐しお風かぜに黒くろ髪かみが さみしくゆれる
忘わすれはしない 待まってておくれ
愛あいしているから 僕ぼくは泣なかないぜ
君きみにおねがい 月つきののぼる夜よる
ホロホロと貝かいの笛ふえ 鳴ならしておくれ
旅たび行ゆく船ふねの 甲板デッキの上うえで
おもかげ浮うかべて 僕ぼくが聞きいている
遠とおくだんだん 君きみは小ちいさいぞ
思おもい出でを寄よせ返かえす 波なみの瀬せが光ひかる
忘わすれはしない 待まってておくれ
また逢あうその日ひに 僕ぼくは泣なくだろう
遠tooくku呼yoんでいるようなndeiruyouna
かなしいkanashii あのano娘koのno声koeがga……
船funeをつかんでwotsukande君kimiはha 泣naきじゃくるkijakuru
汐shio風kazeにni黒kuro髪kamiがga さみしくゆれるsamishikuyureru
忘wasuれはしないrehashinai 待maってておくれtteteokure
愛aiしているからshiteirukara 僕bokuはha泣naかないぜkanaize
君kimiにおねがいnionegai 月tsukiののぼるnonoboru夜yoru
ホロホロhorohoroとto貝kaiのno笛fue 鳴naらしておくれrashiteokure
旅tabi行yuくku船funeのno 甲板dekkiのno上ueでde
おもかげomokage浮uかべてkabete 僕bokuがga聞kiいているiteiru
遠tooくだんだんkudandan 君kimiはha小chiiさいぞsaizo
思omoいi出deをwo寄yoせse返kaeすsu 波namiのno瀬seがga光hikaるru
忘wasuれはしないrehashinai 待maってておくれtteteokure
またmata逢aうそのusono日hiにni 僕bokuはha泣naくだろうkudarou