いつもより早はやい朝あさを目覚めざましが告つげる
小ちいさな牧場まきばと風車ふうしゃ
使つかい慣なれた毛布もうふだけが
部屋へやの隅すみに畳たたまれていた
いつもと変かわらぬように
顔かおを合あわせて話はなせるだろうか
下したの階かいからは
コーヒーの匂におい
ベーコンエッグを焼やく音おと
鶏にわとりが声こえを上あげ空そらは
逃にげ場ばなど無ないと言いうように日ひを出だす
荷物にもつなど なにひとつ要いらない
またすぐに戻もどるから
この戦争せんそうが終おわったら
きっと星ほしが綺麗きれいな街まちで暮くらそう
カフェを出だしてさ
犬いぬも飼かおうよ
どこか見知みしらぬ景色けしきの中なか
好すきな歌うたを作つくろう
その頃ころにはもう嫌いやな事こともない
だから少すこしだけ
待まっていて欲ほしい
じゃあ行いってきます
知しらない人ひとを
罪つみのない人ひとを
家族かぞくが待まつ人ひとを
殺ころすだろう
この戦争せんそうが終おわっても
私わたしが戻もどらない時ときには
すぐに遠とおくの国くにへ逃にげてね
頼たよれる人ひとを見みつけて
幸しあわせに生いきてね
私わたしの事ことは全すべて忘わすれて
まあ でも 絶対ぜったいに
帰かえってくるよ
心配しんぱいしないで
いつもよりitsumoyori早hayaいi朝asaをwo目覚mezaましがmashiga告tsuげるgeru
小chiiさなsana牧場makibaとto風車fuusya
使tsukaいi慣naれたreta毛布moufuだけがdakega
部屋heyaのno隅sumiにni畳tataまれていたmareteita
いつもとitsumoto変kaわらぬようにwaranuyouni
顔kaoをwo合aわせてwasete話hanaせるだろうかserudarouka
下shitaのno階kaiからはkaraha
コkoーヒhiーのno匂nioいi
ベbeーコンエッグkonegguをwo焼yaくku音oto
鶏niwatoriがga声koeをwo上aげge空soraはha
逃niげge場baなどnado無naいとito言iうようにuyouni日hiをwo出daすsu
荷物nimotsuなどnado なにひとつnanihitotsu要iらないranai
またすぐにmatasuguni戻modoるからrukara
このkono戦争sensouがga終oわったらwattara
きっとkitto星hoshiがga綺麗kireiなna街machiでde暮kuらそうrasou
カフェkafeをwo出daしてさshitesa
犬inuもmo飼kaおうよouyo
どこかdokoka見知mishiらぬranu景色keshikiのno中naka
好suきなkina歌utaをwo作tsukuろうrou
そのsono頃koroにはもうnihamou嫌iyaなna事kotoもないmonai
だからdakara少sukoしだけshidake
待maっていてtteite欲hoしいshii
じゃあjaa行iってきますttekimasu
知shiらないranai人hitoをwo
罪tsumiのないnonai人hitoをwo
家族kazokuがga待maつtsu人hitoをwo
殺koroすだろうsudarou
このkono戦争sensouがga終oわってもwattemo
私watashiがga戻modoらないranai時tokiにはniha
すぐにsuguni遠tooくのkuno国kuniへhe逃niげてねgetene
頼tayoれるreru人hitoをwo見miつけてtsukete
幸shiawaせにseni生iきてねkitene
私watashiのno事kotoはha全subeてte忘wasuれてrete
まあmaa でもdemo 絶対zettaiにni
帰kaeってくるよttekuruyo
心配shinpaiしないでshinaide