透明 歌詞 ハナフサマユ ふりがな付

あぁほら悲かなしみが君きみをさらってしまう前まえに
ひとりじゃ溶とけてかないから僕ぼくが僕ぼくがそばにいるよ

初はじめてのことじゃない よくあることでもない
触ふれた肩かたの向むこう 悲かなしみがそっと覗のぞいた
こめかみが痛いたいな 君きみより先さきに流ながれる透明とうめい
「平気へいきだから」と言いわせてしまう 僕ぼくは情なさけない

何なにを捨すてて選えらんでいく 残のこしたいものはなんなのか?
もがきながら進すすんでいく飾かざらない姿すがたを映うつした

あぁほら悲かなしみが君きみを奪うばってしまう前まえに
今いまなら温あたためて溶とかしてゆけるはずだろう
あぁその微笑ほほえみを少すこしでも長ながく見みれるように
僕ぼくはただここであの日ひの夢ゆめの続つづき探さがすよ

「ごめんね」を繰くり返かえし ボロボロになってまで
神かみ様さまのいたずら 目めには映うつらない苦くるしさも

どこへ向むかう旅たびなんだろう?痛いたみだけが消きえないままで
終おわりまでの直線ちょくせんを伸のばしてく姿すがたを消けさないで

あぁその悲かなしみが君きみの全すべて染そめてしまう前まえに
今いまならこの手てのぬくもりが届とどくはずさ
あぁその横顔よこがおに何なにも流ながれたりしないように
僕ぼくはただずっとフィルムに君きみを映うつし続つづけよう

あぁその悲かなしみが君きみをさらってしまわぬように
どうかどうか心こころは透明とうめいなまま
あぁその微笑ほほえみを少すこしでも長ながく見みれるように
目めと目め合あわせて二人ふたりの時ときを繋つなぐ 永遠とわの愛あいを誓ちかって生いきるよ