よみ:ざれごとおよびがいでん
戯言及び外伝 歌詞
-
wotaku feat. 初音ミク
- 2022.10.14 リリース
- 作詞
- wotaku
- 作曲
- wotaku
- 編曲
- wotaku
友情
感動
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元気
結果
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飽あきもせずまた
意味いみの無ない歌うたを繰くり返かえす
くだらない
戯言ざれごとだ
【戯言ざれごと】
死者ししゃの國くににて
散乱さんらんしている狂気きょうき
回覧かいらんしている興味きょうみ
本能ほんのうを満みたす情事じょうじ
奔放ほんぽうを抱だく老人ろうじん
反骨はんこつ溢あふれる正義せいぎ
反発はんぱつ溢あふれる政治せいじ
垂たらされた糸いとを登のぼる
肥こえた男おとこがいた
見放みはなされたのか滑すべり
逆様さかさまに火ひに堕おちた
愉悦ゆえつ
悠久ゆうきゅうの呵責かしゃくに苛さいなまれし囚人しゅうじんらにとって
流星りゅうせいは数少かずすくない嗜好しこう品ひんであった
これはお釈迦様しゃかさまの施ほどこしに違ちがいない
ありがとう
蓮はすの葉はと蜘蛛くもの糸いと
堕おちる男おとこ
暗くらき彼岸ひがんを照てらす光明こうみょう
救すくわれぬ者ものとして
覚束おぼつかず 未来みらいなど無なく
餌えさに縋すがる
天てんより汚よごれ堕おちる流星りゅうせい
「おいどうなったんだ」
「分わかんないがどうせ同おなじだろう」
本当ほんとうも嘘うそも無なく ここでは
全部ぜんぶ ただの娯楽ごらくに成なってく
見極みきわめられても遅おそいのさ
そうしてずっと
分わかり合あえずいる
分わかり合あう気きなど無ない
分わかり合あえるものなど何なにも無ない
ただ見下みくだしあって
安心あんしんしたいだけの
今いまにも消きえてしまう蝋燭ろうそくのように
儚はかなくて尊とうとい絆きずなを守まもり続つづけている
その後あとも囚人しゅうじんたちは仲良なかよく
死しぬことも出来できず
苦くるしみましたとさ
めでたし めでたし
【戯言ざれごと零ぜろ】
気付きづけば私わたしは酷熱こくねつ氷寒ひょうかんの谷たにに倒たおれていた
それを見みた囚人しゅうじんの一人ひとりが云いふ
誰だれもあの屍しかばねで出来できた煉獄れんごく山やまを登のぼって
天上てんじょうを目指めざすなんてことはしないのだ
堕おちてくる連中れんちゅうを文字もじ通どおり山やまほど見みているからね
そうして我々われわれはただ人ひとの不幸ふこうを餌えさにするしかなくなった
誰だれも光ひかりへ手てを伸のばさない
委縮いしゅくして 俯うつむいて 聲こえも出ださず
本当ほんとうに救すくいの手てが差さし伸のべられた時ときも
それに気付きづかない
そんなことより
他人たにんの足あしを引ひっ張ぱっている方ほうが
はるかに有意義ゆういぎなんだ
安全あんぜんな処ところに隠かくれて一方的いっぽうてきに火ひを投なげ入いれる方ほうが
はるかに生産的せいさんてきなんだ
そんな中なかでも特とくに
守まもるものも 戻もどるところも失うしなって
獄卒ごくそつの責せめ苦くすらも恐おそれなくなった者ものは
無敵むてきの英雄えいゆうとなる
私わたしはこの倫理りんりが欠如けつじょした話はなしを
自然しぜんと受うけ入いれていた
【戯言ざれごと外伝がいでん】
生者しょうじゃの國くににて
呼吸こきゅうをしてる証明しょうめいが欲ほしくて
愛情あいじょう撒まいて数字すうじ信仰しんこう
友達ともだちごっこ 契約書けいやくしょを書かいて
笑わらいそうでしょほら
森羅万象しんらばんしょう 全部ぜんぶが欲ほしいけど
私わたしだけを好すきって言いって
優劣ゆうれつ 依存いぞん 嫉妬しっと 金かね勘定かんじょう
縋すがりつくように
ねえ優やさしくしてよ
心こころを売うって 身体からだを売うって 名前なまえを売うった
仲間なかまを売うって 家族かぞくを売うって 名誉めいよを買かった
歪ゆがんだ 誇ほこり高たかく育そだった尊厳そんげんは
見世物みせものに成なる
口くちから滑すべり堕おちてく火種ひだね
可哀かわいそうに
燃もえてく生者せいじゃの灰はい
面白おもしろいんでしょう
一生懸命いっしょうけんめい握にぎっていた蜘蛛くもの糸いとは
音おとも無なく途切とぎれ
腐臭ふしゅうを放はなつ屍しかばねの山やまを転ころげ落おちる
太陽たいようも空そらも
名誉めいよも愛情あいじょうも
自分じぶんも誰だれかも
全すべてを遠とおざかり
目めを覚さます頃ころには
死者ししゃの國くにの
赤黒あかぐろい固形こけいの海うみに沈しずんでいた
分わかんないよ 分わかんないよ
何なにもかも与あたえてくれたのに
人間にんげん程度ていどの理性りせいをも欠かいて
何十なんじゅっ回かいも何百回なんびゃっかいも
頭こうべ垂たれ 騙だまされ 辿たどり着つく
死顔しにがおすら晒さらされるんだと
そして何なにもかも消きえた
死者ししゃだとか生者せいじゃだとか
そんな境界線きょうかいせんがあるのだと
勘違かんちがいしていた
ここには地獄じごくしかないのに
意味いみの無ない歌うたを繰くり返かえす
くだらない
戯言ざれごとだ
【戯言ざれごと】
死者ししゃの國くににて
散乱さんらんしている狂気きょうき
回覧かいらんしている興味きょうみ
本能ほんのうを満みたす情事じょうじ
奔放ほんぽうを抱だく老人ろうじん
反骨はんこつ溢あふれる正義せいぎ
反発はんぱつ溢あふれる政治せいじ
垂たらされた糸いとを登のぼる
肥こえた男おとこがいた
見放みはなされたのか滑すべり
逆様さかさまに火ひに堕おちた
愉悦ゆえつ
悠久ゆうきゅうの呵責かしゃくに苛さいなまれし囚人しゅうじんらにとって
流星りゅうせいは数少かずすくない嗜好しこう品ひんであった
これはお釈迦様しゃかさまの施ほどこしに違ちがいない
ありがとう
蓮はすの葉はと蜘蛛くもの糸いと
堕おちる男おとこ
暗くらき彼岸ひがんを照てらす光明こうみょう
救すくわれぬ者ものとして
覚束おぼつかず 未来みらいなど無なく
餌えさに縋すがる
天てんより汚よごれ堕おちる流星りゅうせい
「おいどうなったんだ」
「分わかんないがどうせ同おなじだろう」
本当ほんとうも嘘うそも無なく ここでは
全部ぜんぶ ただの娯楽ごらくに成なってく
見極みきわめられても遅おそいのさ
そうしてずっと
分わかり合あえずいる
分わかり合あう気きなど無ない
分わかり合あえるものなど何なにも無ない
ただ見下みくだしあって
安心あんしんしたいだけの
今いまにも消きえてしまう蝋燭ろうそくのように
儚はかなくて尊とうとい絆きずなを守まもり続つづけている
その後あとも囚人しゅうじんたちは仲良なかよく
死しぬことも出来できず
苦くるしみましたとさ
めでたし めでたし
【戯言ざれごと零ぜろ】
気付きづけば私わたしは酷熱こくねつ氷寒ひょうかんの谷たにに倒たおれていた
それを見みた囚人しゅうじんの一人ひとりが云いふ
誰だれもあの屍しかばねで出来できた煉獄れんごく山やまを登のぼって
天上てんじょうを目指めざすなんてことはしないのだ
堕おちてくる連中れんちゅうを文字もじ通どおり山やまほど見みているからね
そうして我々われわれはただ人ひとの不幸ふこうを餌えさにするしかなくなった
誰だれも光ひかりへ手てを伸のばさない
委縮いしゅくして 俯うつむいて 聲こえも出ださず
本当ほんとうに救すくいの手てが差さし伸のべられた時ときも
それに気付きづかない
そんなことより
他人たにんの足あしを引ひっ張ぱっている方ほうが
はるかに有意義ゆういぎなんだ
安全あんぜんな処ところに隠かくれて一方的いっぽうてきに火ひを投なげ入いれる方ほうが
はるかに生産的せいさんてきなんだ
そんな中なかでも特とくに
守まもるものも 戻もどるところも失うしなって
獄卒ごくそつの責せめ苦くすらも恐おそれなくなった者ものは
無敵むてきの英雄えいゆうとなる
私わたしはこの倫理りんりが欠如けつじょした話はなしを
自然しぜんと受うけ入いれていた
【戯言ざれごと外伝がいでん】
生者しょうじゃの國くににて
呼吸こきゅうをしてる証明しょうめいが欲ほしくて
愛情あいじょう撒まいて数字すうじ信仰しんこう
友達ともだちごっこ 契約書けいやくしょを書かいて
笑わらいそうでしょほら
森羅万象しんらばんしょう 全部ぜんぶが欲ほしいけど
私わたしだけを好すきって言いって
優劣ゆうれつ 依存いぞん 嫉妬しっと 金かね勘定かんじょう
縋すがりつくように
ねえ優やさしくしてよ
心こころを売うって 身体からだを売うって 名前なまえを売うった
仲間なかまを売うって 家族かぞくを売うって 名誉めいよを買かった
歪ゆがんだ 誇ほこり高たかく育そだった尊厳そんげんは
見世物みせものに成なる
口くちから滑すべり堕おちてく火種ひだね
可哀かわいそうに
燃もえてく生者せいじゃの灰はい
面白おもしろいんでしょう
一生懸命いっしょうけんめい握にぎっていた蜘蛛くもの糸いとは
音おとも無なく途切とぎれ
腐臭ふしゅうを放はなつ屍しかばねの山やまを転ころげ落おちる
太陽たいようも空そらも
名誉めいよも愛情あいじょうも
自分じぶんも誰だれかも
全すべてを遠とおざかり
目めを覚さます頃ころには
死者ししゃの國くにの
赤黒あかぐろい固形こけいの海うみに沈しずんでいた
分わかんないよ 分わかんないよ
何なにもかも与あたえてくれたのに
人間にんげん程度ていどの理性りせいをも欠かいて
何十なんじゅっ回かいも何百回なんびゃっかいも
頭こうべ垂たれ 騙だまされ 辿たどり着つく
死顔しにがおすら晒さらされるんだと
そして何なにもかも消きえた
死者ししゃだとか生者せいじゃだとか
そんな境界線きょうかいせんがあるのだと
勘違かんちがいしていた
ここには地獄じごくしかないのに