獨演 歌詞 また切ない世界を生きる feat. 結月ゆかり ふりがな付

錆さびた舞台ぶたい 軋きしむ 軋きしむ 崩くずれ
私わたしは驕おごり妄みだり咲さくエリカ
カーテンコール 交かわす 交かわす いずれ
私わたしはここに至いたり泣なく盛夏せいか
顔かおが無ない 客きゃくに 客きゃくに 騙だます
私わたしは重荷おもに『左ひだり利きく名画めいが』
光ひかりの無ない 照明しょうめい 照明しょうめい 照てらす
私わたしは謳うたう屍しかばね体からだ抱だく閉架へいか

用意よういする暇ひまなく
鳴なるは開演かいえんブザー
縄なわを括くくり付つけて
嗤わらう 私わたし マリオネット

だから頼たのむよ ここで独ひとりにしないで
そして恨うらむわ ここにおいていくつもりでしょ
だから頼たのむよ 腐くさりかけのスケルツォ
そして恨うらむわ 自業じごうも自得じとくもないからさ
殉教じゅんきょうの様ように君きみは語かたらうのか?
そして君きみの名なだけが刻きざまれるのか?
私わたしはいなかったことにされるのか?
honorなの無ない神かみなぞ存在そんざいするもんか。

錆さびた舞台ぶたい 崩くずれ 崩くずれ 落おちる
私わたしは然しかり夢ゆめへ枯からる命いのちだ
カーテンコール 躱かわす 躱かわす 消きえる
私わたしは疇あぜに侵おかし殺やる所為せいだ
顔かおの無ない 客きゃくが 客きゃくが 騙だます
私わたしは常つねに期待きたい無なく絵え見みた
光ひかりのない 照明しょうめい 照明しょうめい 照てらす
私わたしは庇かばう四諦したいあるMerida

反旗はんき翻ひるがえせ
宗むねに遵したがうは生せい
さらば自己じこ鏡映きょうえい
なのに居いない自己じこに嘲笑わらう

ならば頼たのむよ 私わたしが私わたしじゃないの
だけど睨にらむわ 見みえない自分じぶんに指差ゆびさして
ならば頼たのむよ 儚はかなく散ちったプラリネ
だけど睨にらむわ 自業じごうも自得じとくも無ないからさ
お前まえはただ偶像ぐうぞうに溺おぼれるのか?
あるもの全すべてが正ただしく見みえるのか?
神かみが泣ないているのにそう思おもうのか?
神かみへは喜捨きしゃせずお前まえは何様なにさまだ?

唯心論ゆいしんろんにはお金かねがかかるのか?
じゃあそのお金かねはどこからきてるのだ?
私わたしに兌換だかん価値かちがあるのだろうか?
神かみの成なり損そこないに授産じゅさんを求もとむ

つまり私わたしに居場所いばしょすらないのだな
この声こえは誰だれにも届とどかないのだな
この曲きょくどうです?ああ、意味いみわからんか笑　
画面がめん向むこうの君きみに問とうているのだ
私わたしの声こえは神かみではなかったのだ
私わたしの声こえは神かみではなかったのだ