現世ト幽世 歌詞 Ether ふりがな付

春はるつ方沖かたひいる 紅くれないの通とおり
白しろき面めんのきつ 覗のぞひいてかんばせ

あなたは わたし誘いざなう幽世かくりよ
現世うつしよ 境目さかいめとなる社やしろよ

夏祭なつまつり灯影ほかげ 舞姫まいひめ歌うたひいて
鈴すずの音ね響ひびかせ 泡沫うたかたの乙女おとめ

鳥とり居いへ 招まねいてひかれ潜くぐるの
モノノ怪け 皆みな不思議ふしぎがる
わたしを

現世うつよ 常世とこよ
行ゆき交かいて 帰かえる道みちは何処どこ

現世うつよ 常世とこよ 行ゆき交かいて
消きえてしまわぬうちに 早はやく戻もどれ

秋あきの時雨しぐれ
あなたに恋こい焦こがれて

忘わすれられず 向むかうあの場所ばしょへと

冬ふゆのならい風かぜ 雪ゆき連つれて遊あそぶ
白しろき面めんのきつ 足跡あしあと辿たどりて

温ぬくもり消きえゆく体からだ 幽世かくりよ
わたしは忘わすれられない 幽世かくりよ

現世うつよ 常世とこよ
行ゆき交かいて 帰かえる道みちはない

現世うつよ 常世とこよ 行ゆき交かいて
もう消きえてしまっても いいの?いいの?

このまま あなたの傍そばに居いたい
それは叶かなわぬ事ことなのでしょう
いつまでも 笑わらいあっていたい
それは叶かなわぬ事ことなのでしょう

現世うつよ おのこ現あらわれて
引ひき戻もどす力ちからで

舞まいの巫女みこよ再ふたたびに
消きえることなく現世うつしよへと帰かえる

曖昧あいまい境目さかいめ 幽世かくりよより来きたる

現世うつよへ踏ふみ入いる モノノ怪けたち