よみ:ひとくいかいじゅうよるのはなし
人喰いかいじゅうヨルのはなし 歌詞
-
彩斗櫓鮸 feat. ずんだもん
- 2022.10.12 リリース
- 作詞
- さいろめ
- 作曲
- さいろめ
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(きれいな星月夜ほしづきよだった。
私わたしはねむたい目めをこすって外そとへでて
街灯がいとうがあると邪魔じゃまだから、
ここからすこし離はなれたところへいく。
ふいにいきものの気配けはいがして、みると、
おひさまのにおいの、大おおきい耳みみとシッポのナニカだ。
愛あいらしい声こえで、こう言いうのだった。)
「やあ 星ほしを見みにきたのかい?
あいにくきょうは特別とくべつ暗くらくて ちょっとあぶないのだ
明あけることのない夜よるが去さるまで こっちへおいで
キミのようなニンゲンに きかせる歌うたがある
あんまりうまくはないけれど 絵えもかいたのだ
さあさ! そこに座すわって!
ボクのつくったおはなし きいてほしいのだ
まっくらやみの人喰ひとくいかいじゅう そいつは「ヨル」と呼よばれていたのだ
いち にの さん」
さあさあ いい子こはもう目めを閉とじて
とどろくのは かいじゅうヨルのこえ「がおーッ」
じゅるり・・・ 子こどもたちを狙ねらってるぞ
たべられたくなきゃあ アサがくるまで
ほらおちてゆく すやすやり
ユメのせかいで ぐるりぐるり
なかまはずれで ひとりぼっちの
ボクはずっと 嫌きらわれモノだろ?
アサがくればもう サヨナラ!
「・・・でもほんとは ともだちが欲ほしいと思おもってる
さみしいかいじゅう ヨルのおはなし」
まっくらやみの 異形いぎょうのパレード
どこへ向むかう? ボクらわるいこ
ここは廃墟はいきょ ないしょひみつきち
血ちを流ながす トタン屋根やねのうえで
でんたくフクロウの 予言よげん書しょ
用水路ようすいろ 浮うかぶおふね
ねがいを叶かなえる闇やみに
にじむ 雲くもも雨あめも色いろも あれもこれもぜんぶ まぜてまぜて
さあさあ 集あつまれボクのおともだち
こだましてるかいじゅうヨルのこえ「がおーッ」
歌うたも絵本えほんでも 聞きかせてあげる
生温なまあたたかい ふかふかのなかで
ああ・・・おちてゆく ずるずるり
ユメのせかいで どろりどろり
なかまはずれの なかまあつめた
ボクらこれでみんなずーっと一緒いっしょだろ?
ヨルとともに オヤスミ!
「さて これでめでたしめでたし!
・・・とはいかず かよわいおともだちは
ふかいヨルの闇やみに とろけてなくなってしまうばかり
それをもう ずっとずっと くりかえしてる
・・・おやぁ? どこへ行いこうというのかい・・・
まだおはなしは 終おわっていないのだ
そこにお座すわり
どうせ・・・ キミひとりで帰かえれはしないのだから・・・
・・・よしよし それじゃあ つづきを・・・ さあ」
さみしいヨルの つづきのおはなし
待まちちびとはこず もう幾年月いくとしつき
ぐるぐるまわる 空そらをながめてる
うるさい風かぜの 音おとだけきいてる
まあるい炎ほのおが 憎にくくて食たべた
かじりかけ おせんべいと
ヨルのおとしたなみだは
いつかぐるり 宙ちゅうを舞まい
それを人々ひとびとは 星ほしと呼よんだ
星ほしと月つきぽつり 黒くろいせなかに
ただ丑三うしみつ時どきの 鐘かねが鳴なる
うすぐらい 灰色はいいろの静寂せいじゃくに
ひびくのは かなしいヨルの声こえ(おぉ~ん)
まるくなり眠ねむり みえた景色けしきは
あいまいな記憶きおくの 葬列そうれつで
よせあつめの ツギハギ異形いぎょうたち
それをボクは 「ユメ」と呼よんだのだ
ひとりふたりと 星ほしをみにきた
あまいニオイ 異郷いきょうの旅人たびびとは
ふらりくらり 迷まよい込こんだ
さんにんよにん 何なにもしらない
おいしそうで カワイイキミたちは
右みぎも左ひだりも わからずに
キミのよく知しる 姿すがたをしてる
案内人あんないにんは 星ほしのマントを着きて
さあこっち 手招てまねきしたのだ
キミでええと・・・そう・・・
何人なんにん目めかも
わからないや!
くらいヨルのおはなし これでぜーんぶおしまい!
あれもこれもそれもアサも
ユメもぐるりぐるりぜんぶぜんぶ
それじゃあ・・・さいごにキミも・・・
ボクの中なかでオヤスミ!
私わたしはねむたい目めをこすって外そとへでて
街灯がいとうがあると邪魔じゃまだから、
ここからすこし離はなれたところへいく。
ふいにいきものの気配けはいがして、みると、
おひさまのにおいの、大おおきい耳みみとシッポのナニカだ。
愛あいらしい声こえで、こう言いうのだった。)
「やあ 星ほしを見みにきたのかい?
あいにくきょうは特別とくべつ暗くらくて ちょっとあぶないのだ
明あけることのない夜よるが去さるまで こっちへおいで
キミのようなニンゲンに きかせる歌うたがある
あんまりうまくはないけれど 絵えもかいたのだ
さあさ! そこに座すわって!
ボクのつくったおはなし きいてほしいのだ
まっくらやみの人喰ひとくいかいじゅう そいつは「ヨル」と呼よばれていたのだ
いち にの さん」
さあさあ いい子こはもう目めを閉とじて
とどろくのは かいじゅうヨルのこえ「がおーッ」
じゅるり・・・ 子こどもたちを狙ねらってるぞ
たべられたくなきゃあ アサがくるまで
ほらおちてゆく すやすやり
ユメのせかいで ぐるりぐるり
なかまはずれで ひとりぼっちの
ボクはずっと 嫌きらわれモノだろ?
アサがくればもう サヨナラ!
「・・・でもほんとは ともだちが欲ほしいと思おもってる
さみしいかいじゅう ヨルのおはなし」
まっくらやみの 異形いぎょうのパレード
どこへ向むかう? ボクらわるいこ
ここは廃墟はいきょ ないしょひみつきち
血ちを流ながす トタン屋根やねのうえで
でんたくフクロウの 予言よげん書しょ
用水路ようすいろ 浮うかぶおふね
ねがいを叶かなえる闇やみに
にじむ 雲くもも雨あめも色いろも あれもこれもぜんぶ まぜてまぜて
さあさあ 集あつまれボクのおともだち
こだましてるかいじゅうヨルのこえ「がおーッ」
歌うたも絵本えほんでも 聞きかせてあげる
生温なまあたたかい ふかふかのなかで
ああ・・・おちてゆく ずるずるり
ユメのせかいで どろりどろり
なかまはずれの なかまあつめた
ボクらこれでみんなずーっと一緒いっしょだろ?
ヨルとともに オヤスミ!
「さて これでめでたしめでたし!
・・・とはいかず かよわいおともだちは
ふかいヨルの闇やみに とろけてなくなってしまうばかり
それをもう ずっとずっと くりかえしてる
・・・おやぁ? どこへ行いこうというのかい・・・
まだおはなしは 終おわっていないのだ
そこにお座すわり
どうせ・・・ キミひとりで帰かえれはしないのだから・・・
・・・よしよし それじゃあ つづきを・・・ さあ」
さみしいヨルの つづきのおはなし
待まちちびとはこず もう幾年月いくとしつき
ぐるぐるまわる 空そらをながめてる
うるさい風かぜの 音おとだけきいてる
まあるい炎ほのおが 憎にくくて食たべた
かじりかけ おせんべいと
ヨルのおとしたなみだは
いつかぐるり 宙ちゅうを舞まい
それを人々ひとびとは 星ほしと呼よんだ
星ほしと月つきぽつり 黒くろいせなかに
ただ丑三うしみつ時どきの 鐘かねが鳴なる
うすぐらい 灰色はいいろの静寂せいじゃくに
ひびくのは かなしいヨルの声こえ(おぉ~ん)
まるくなり眠ねむり みえた景色けしきは
あいまいな記憶きおくの 葬列そうれつで
よせあつめの ツギハギ異形いぎょうたち
それをボクは 「ユメ」と呼よんだのだ
ひとりふたりと 星ほしをみにきた
あまいニオイ 異郷いきょうの旅人たびびとは
ふらりくらり 迷まよい込こんだ
さんにんよにん 何なにもしらない
おいしそうで カワイイキミたちは
右みぎも左ひだりも わからずに
キミのよく知しる 姿すがたをしてる
案内人あんないにんは 星ほしのマントを着きて
さあこっち 手招てまねきしたのだ
キミでええと・・・そう・・・
何人なんにん目めかも
わからないや!
くらいヨルのおはなし これでぜーんぶおしまい!
あれもこれもそれもアサも
ユメもぐるりぐるりぜんぶぜんぶ
それじゃあ・・・さいごにキミも・・・
ボクの中なかでオヤスミ!