1DK 歌詞 佐藤千亜妃 ふりがな付

陽当ひあたりの悪わるい部屋へやだったんだね
白しろで揃そろえた家具かぐすら虚むなしいや
捨すてといてと言いわれた思おもい出でや
コードが絡からまって解ほどけなくなった

リサイクルに出だしてよ
僕ぼくもいっそのこと
本音ほんねも言いえずに腐くさる前まえにさ

どこにも

行いかないで行いかないで行いかないでよ
1DKの部屋へやは
ひとりには少すこし広ひろいよ

来世らいせでも君きみとまた出逢であえるとしても
好すきになりたくないや
こんなにも辛つらいのならば

お気きに入いりのクッションとマグカップ
聴きけもしないのに買かったレコードとか
寝ねてしまった映画えいがの半券はんけんと
出番でばんのなかった君きみにあげたマフラー

そのうち使つかうねと
君きみは言いってたけど
違ちがうのをあげれば良よかったのかな

どこにも

行いかないで行いかないで行いかないでよ
1DKの部屋へやは
ひとりには少すこし広ひろいよ

もしも今いま時間じかんを巻まき戻もどせたとしても
また好すきになるんだろうな
笑わらい声ごえも泣なき顔がおも全部ぜんぶ

ああ、苦手にがてだったはずの
キラキラ輝かがやくイルミネーション
君きみとなら綺麗きれいに見みえた
あのまま時ときを止とめてたなら
今頃いまごろもふたりは、なんて女々めめしいよな

どこにも

行いかないで行いかないで行いかないでよ
1DKの部屋へやは
ふたりには狭せますぎたかな

来世らいせでも君きみとまた出逢であえるとしても
好すきになりたくないや
こんなにも辛つらいのならば