よみ:ちるはなを
散る花を 歌詞
-
和泉守兼定(有澤樟太郎)
- 2023.3.15 リリース
- 作詞
- 伊藤栄之進
- 作曲
- YOSHIZUMI
- 編曲
- YOSHIZUMI
友情
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つぶさに見みて来きた……刀かたなの時代じだいの終おわりを。
新あたらしい感情かんじょうはわかなかった……
俺おれはそれを既すでに見みていたから、見届みとどけていたから。
呆気あっけなかった……
「あえて言いうならそれが新あたらしい感情かんじょうだ。
向むき合あうべきところはそこじゃなかった。」
想像そうぞうをする……
それはきっと誰だれしもが通とおる道みちだ。
俺おれだけじゃない、そう誰だれしもが……。
もしこうじゃなかったら、
歴史れきしが変かわっていたら、
かつての主あるじが生いきていたら……。
「俺おれは何なにも変かわらなかったと思おもう。
かつての主あるじはそういう役割やくわりじゃなかった。」
好すきだから、美うつくしいと思おもうから、
きっと世界せかいを変かえてしまうような何なにかを
成なし遂とげるはずだと、そう思おもいてえけど……
そう思おもいてえけど……
「違ちがう、そうじゃねえ。」
江戸えどで芽めを吹ふき、
京きょうの都みやこで咲さき誇ほこり、
北きたの大地だいちで散ちった一輪りんの花はな。
花はなが歴史れきしを変かえるか否いなか、
そんなことはどうでもいい。
美うつくしかったのだから、それでいい。
「でも、河かわの流ながれが変かわったらどうだ……
咲さく場所ばしょが変かわったら……」
想像そうぞうする。
芽吹めぶくこともなく、咲さくことは無ない。
大輪たいりんの花はなとして咲さくかもしれない。
「どうだ……否いな、違ちがう。」
それは俺おれの知しっている花はなじゃない。
俺おれが美うつくしいと思おもった花はなじゃない。
「奪うばうな、俺おれからあの人ひとを。
美うつくしかろうが、咲さき誇ほころうが、俺おれは俺おれの花はなを愛めでる。」
想像そうぞうする。
歴史れきしが変かわることを。
想像そうぞうする。
あの人ひとがより輝かがやく世界せかいを。
どうすればそうなる。どうしたらそうなる。
「想像そうぞうするんだ。」
想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして……
想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして……
そうならない世界せかいを、
そうならない歴史れきしを……守まもる……俺おれは、散ちる花はなを。
「奪うばうな、俺おれからあの人ひとを。俺おれは俺おれの花はなを愛めでる。」
新あたらしい感情かんじょうはわかなかった……
俺おれはそれを既すでに見みていたから、見届みとどけていたから。
呆気あっけなかった……
「あえて言いうならそれが新あたらしい感情かんじょうだ。
向むき合あうべきところはそこじゃなかった。」
想像そうぞうをする……
それはきっと誰だれしもが通とおる道みちだ。
俺おれだけじゃない、そう誰だれしもが……。
もしこうじゃなかったら、
歴史れきしが変かわっていたら、
かつての主あるじが生いきていたら……。
「俺おれは何なにも変かわらなかったと思おもう。
かつての主あるじはそういう役割やくわりじゃなかった。」
好すきだから、美うつくしいと思おもうから、
きっと世界せかいを変かえてしまうような何なにかを
成なし遂とげるはずだと、そう思おもいてえけど……
そう思おもいてえけど……
「違ちがう、そうじゃねえ。」
江戸えどで芽めを吹ふき、
京きょうの都みやこで咲さき誇ほこり、
北きたの大地だいちで散ちった一輪りんの花はな。
花はなが歴史れきしを変かえるか否いなか、
そんなことはどうでもいい。
美うつくしかったのだから、それでいい。
「でも、河かわの流ながれが変かわったらどうだ……
咲さく場所ばしょが変かわったら……」
想像そうぞうする。
芽吹めぶくこともなく、咲さくことは無ない。
大輪たいりんの花はなとして咲さくかもしれない。
「どうだ……否いな、違ちがう。」
それは俺おれの知しっている花はなじゃない。
俺おれが美うつくしいと思おもった花はなじゃない。
「奪うばうな、俺おれからあの人ひとを。
美うつくしかろうが、咲さき誇ほころうが、俺おれは俺おれの花はなを愛めでる。」
想像そうぞうする。
歴史れきしが変かわることを。
想像そうぞうする。
あの人ひとがより輝かがやく世界せかいを。
どうすればそうなる。どうしたらそうなる。
「想像そうぞうするんだ。」
想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして……
想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして、想像そうぞうして……
そうならない世界せかいを、
そうならない歴史れきしを……守まもる……俺おれは、散ちる花はなを。
「奪うばうな、俺おれからあの人ひとを。俺おれは俺おれの花はなを愛めでる。」