ノーマライズノスタルジア 歌詞 なろ屋 ふりがな付

単純たんじゅんな言葉ことばさえ 不安ふあんになってしまうんだ
青空あおぞらの青あおさが 悲かなしく見みえていた

青春せいしゅんの台本だいほんに別べつの自分じぶんを書かいた
いることが許ゆるされる"普通ふつうの僕ぼく"を
聞きき飽あきたフレーズ 見慣みなれた気怠けだるさで
ほら 上手うまく演えんじてるでしょ

でもなぜだろう この空そらが
笑顔えがおか涙なみだか分わからなくなった

まだ どうか どうか バレないでおくれ
隠かくした心こころはそっとロッカーに閉とじ込こめて

少すこし もう少すこし このままいさせて
溢あふれる言葉ことばは ゴミ箱ばこの奥底おくそこへ

あぁ消きえない消けせない 自分じぶんがいるなら
僕ぼくのこの手てで いっそ‥‥

そうだ 全部ぜんぶ夕陽ゆうひに
燃もやせたらいいのに
痛いたみさえ 気持きもちさえ
ほら ほら

差さし込こむ西陽にしびに伸のびる影かげを見みた
降おろして殺ころしてた"普通ふつうじゃない僕ぼく"だ
でもこれでいいさ 望のぞまれていないなら
あぁ落おちる陽ひに薄うすれていく

でもなぜだろう このままじゃ
本当ほんとうの自分じぶんがなくなる気きがして

まだ どうか どうか 消きえないでおくれ
彼方かなたにぼやけて 沈しずむ陽ひを追おいかけた
赤あかく 赤あかく 染そめ上あげておくれ
必死ひっしに隠かくした影かげを今いま

認みとめてやるんだ
何千なんぜん回かい 何万なんまん回かい 向むき合あって
最初さいしょから もうずっと
分わかっていたんだろう?

「笑わらって涙なみだを隠かくさないで」
「一人ひとりで全すべてを抱かかえないで」
落おちるなら僕ぼくも一緒いっしょに

あぁ そうか 僕ぼくはずっと僕ぼくなんだ
光ひかりが溢あふれる

あぁ どうか どうか このままいさせて
普通ふつうじゃないなら 特別とくべつになれるはず

僕ぼくでも 僕ぼくだから できることがある
この空そらの青あおさは悲かなしく見みえるけど

あぁ 消きえない 消けせない 自分じぶんがいるから
僕ぼくは僕ぼくらしくいられる