私になれ 歌詞 パン野実々美 ふりがな付

決きまりきった景色けしきも 音痴おんちだった予鈴よれいも
嘘うそみたいに未来みらいが塗ぬり替かえて

呪のろいだった言葉ことばで孤独こどくだった心こころを突つき動うごかした
あの日ひ浴あびたバラード

桜さくら、散ちり散ぢりで涙なみだ一粒ひとつぶ
浮足立うきあしだった素顔すがおの私わたしをあなたにあげる

あの星ほしより光ひかりたいのに 風かぜさえ追おい越こしたいのに
いつも いつも弱虫よわむしを飼かい慣ならせないな
きっと迷まよい続つづけて 怖こわくない夜よるはないでしょう
引ひき連つれて私わたしだけの私わたしになれ

飾かざりなんだ、言葉ことばは 歪いびつだった世界せかいがキラキラに
そういう魔法まほうはどう?

乾かわききった心こころと立たち尽つくしたあなたと雨あめがそっと
混まじり合あうみたいに

誰だれかと比くらべ続つづけて仕舞しまい込こんだ
心こころからの歓よろこび もう一度いちど、あなたにあげる

だから本気ほんきで歌うたいたいのは 転ころんででも走はしりたいのは
いつも いつもドアを叩たたく音おとのせいで
鳴なり響ひびく歓声かんせいとか 世界せかい中じゅうに届とどけたいとか
そんなんじゃなくていいから あなたにだけ

暗くらい海うみの底そこにいた私わたしがあなたの手てを取とれるのなら
走はしれるよ まだ 辿たどり着ついた先さきでとびきりの笑顔えがお見みてて

あの星ほしより光ひかりたいなら 風かぜさえ追おい越こしたいなら
いつか いつか弱虫よわむしも飼かい慣ならさなきゃな
今いまもずっと迷まよい続つづけて
あの頃ころの自分じぶんを超こえるまで その日ひまで
歌うたう私わたしになれ