ナスティ・ハウス 歌詞 眞名子新 ふりがな付

客きゃくはまばらなナスティ・ハウス
音楽おんがくは話はなしを遮さえぎる程ほど響ひびき
グラスの酒さけを飲のみ干ほすと
店員てんいんは異国いこくの言葉ことばで
旧ふるい友達ともだちのように
すぐに次つぎの一杯いっぱいを勧すすめる
ようやく見みつけたナスティ・ハウス
お前まえとの話はなしはとっくに尽つきてるし
グラスは空からのまんまだし
バーカウンターの男おとこが
大事だいじな人ひとにかけないようにと
吐はいたタバコの煙けむりは
僕ぼくらのところへやってくるんだ
ナスティ・ハウス
踊おどらなくたっていいのさbabe
ナスティ・ハウス
面白おもしろいことだけ笑わらえばいいのさ
ナスティ・ハウス
最終便さいしゅうびんが行いったあたりで
客きゃくはまた1人ひとりと帰路きろについてく

陽気ようきだった店員てんいんは
僕ぼくらの方ほうを「帰かえらないのかい?」
という目めでみる
これが本当ほんとうの話はなしかはたまた本当ほんとうに在あったのか
教おしえてやる必要ひつようはないだろう

僕ぼくらの声こえだけナスティ・ハウス
音楽おんがくはただ響ひびいてるだけ
ポスターだけが揺ゆれている
もう一度いちど行いってみたってさ
旧ふるい友達ともだちかのように
そんなに上手じょうずにゆくもんじゃないだろう
ナスティ・ハウス
似にたような場所ばしょはいくつもあった
ナスティ・ハウス
これからもたくさんあるだろうけど
ナスティ・ハウス
終おわりは僕ぼくらが見みた朝焼あさやけのよう
話はなしたいことがなくなってからの方ほうが長ながく
ナスティ・ハウス