次の朝へ 歌詞 XIIX ふりがな付

何なにから伝つたえればいいだろう
よくわからないけど
これが最後さいごの朝食ちょうしょくだねって
焦こげたパンを頬張ほおばる

人ひとの数かずだけ普通ふつうがあってその逆ぎゃくもあることも
近ちか過すぎるだけでは見みえない
いつも変かわらない優やさしさがときに切せつないことも
あなたと出会であわなければ知しらなかったよ

ありふれた言葉ことばが部屋へや中じゅう舞まうけれど
どれも違ちがう気きがするからもどかしいな
まだ寝ねぼけてるふりをして
その目めを擦こすったなら次つぎの朝あさへ

言葉ことばにならない感情かんじょうは
大事だいじにしまうから
2人ふたりがここまで重かさねてきた
日々ひびを思おもい返かえしてる

足音あしおと1つで機嫌きげんの悪わるさが手てに取とるようにわかることも
口くちが裂さけたとしても言いえない
あなたはあなた私わたしは私わたし別べつの人ひとだから
あなたと笑わらえる今日きょうを愛いとしく思おもった

それでも本当ほんとうは切せつないはずなのに
思おもい出でが綺麗きれいすぎるからもどかしいな
いつもの場所ばしょ靴くつをはいて
ドアを開ひらいたなら次つぎの朝あさへ

眩まばゆい光ひかりがすぐそこにある
あなたの知しらない未来みらいへの道みち
眩まばゆい光ひかりがすぐそこにある
どこまでも続つづく未来みらいへの道みち

ありふれた言葉ことばが部屋へや中じゅう舞まうけれど
どれも違ちがう気きがするからもどかしいな
ぎこちない笑顔えがお背中せなかに受うけて
その目めを擦こすったなら次つぎの朝あさへ

いつだって自分じぶんは自分じぶんで
同おなじように他人ひとは他人ひとで

分わかり合あえるなんて思おもってもみなかったよ

どうして切せつなくなるんだろう
どうして愛いとしく思おもうんだろう

「ありがとう、さようなら、こんな私わたしを許ゆるして。」