さあ 嘘うそめく心しんの臓ぞうを
奇きなる恋こいの夢ゆめを
飾かざるように騙だまして
「ああ」
忘わすれたくないこと
忘わすれたいことがまた増ふえていく
今日きょうも無数むすうの光ひかりを並ならべて眠ねむる
「どうでもいいけれど私わたし以外いがい皆みな幸しあわせそうね」
なんて言いってみたりしてほぞを噛かむ
壊こわれぬように愛あいして
言葉ことばじゃ癒いえないこの痛いたみを鎮しずめて
夢ゆめを見みるのにどうして
眼めを瞑つむらなきゃ駄目だめかわかった
失うしなっては増ふえる
些事さじな憾うらみや無む価値かちな拙作せっさくが
今日きょうも愚昧ぐまいな私わたしを動うごかすみたい
どうでもいいことで
生いきてたくも死しにたくもなるよな
なんか
いっそのこともう忘わすれさせて
「何なにが足たりない?」
「生いきるだけでも良いいんじゃない?」
「誰だれの言葉ことばを待まっている?」
いつか胸むねに秘ひめたこんな願ねがいが
呪のろいのように蝕むしばんでいく
始はじまりの日ひに還かえして
出来できないのなら排はいして
壊こわれるほどに愛あいして
明日あすを見失みうしなうくらいに光ひかりを灯ともして
夢ゆめを見みるのにどうして
心こころが苦くるしいのだろう
「さあ?」
誰だれも知しり得えない
そりゃわかっちゃいるけど
答こたえを探さがしては また迷路めいろに落おちていく
ねえ 誰だれかが歌うたうでしょ
そう「夢ゆめは美うつくしい」
そんなのは叶かなえられた人ひとの戯ざれ言ごとなんだよ
さあsaa 嘘usoめくmeku心shinのno臓zouをwo
奇kiなるnaru恋koiのno夢yumeをwo
飾kazaるようにruyouni騙damaしてshite
「ああaa」
忘wasuれたくないことretakunaikoto
忘wasuれたいことがまたretaikotogamata増fuえていくeteiku
今日kyouもmo無数musuuのno光hikariをwo並naraべてbete眠nemuるru
「どうでもいいけれどdoudemoiikeredo私watashi以外igai皆mina幸shiawaせそうねsesoune」
なんてnante言iってみたりしてほぞをttemitarishitehozowo噛kaむmu
壊kowaれぬようにrenuyouni愛aiしてshite
言葉kotobaじゃja癒iえないこのenaikono痛itaみをmiwo鎮shizuめてmete
夢yumeをwo見miるのにどうしてrunonidoushite
眼meをwo瞑tsumuらなきゃranakya駄目dameかわかったkawakatta
失ushinaってはtteha増fuえるeru
些事sajiなna憾uraみやmiya無mu価値kachiなna拙作sessakuがga
今日kyouもmo愚昧gumaiなna私watashiをwo動ugoかすみたいkasumitai
どうでもいいことでdoudemoiikotode
生iきてたくもkitetakumo死shiにたくもなるよなnitakumonaruyona
なんかnanka
いっそのこともうissonokotomou忘wasuれさせてresasete
「何naniがga足taりないrinai?」
「生iきるだけでもkirudakedemo良iいんじゃないinjanai?」
「誰dareのno言葉kotobaをwo待maっているtteiru?」
いつかitsuka胸muneにni秘hiめたこんなmetakonna願negaいがiga
呪noroいのようにinoyouni蝕mushibaんでいくndeiku
始hajiまりのmarino日hiにni還kaeしてshite
出来dekiないのならnainonara排haiしてshite
壊kowaれるほどにreruhodoni愛aiしてshite
明日asuをwo見失miushinaうくらいにukuraini光hikariをwo灯tomoしてshite
夢yumeをwo見miるのにどうしてrunonidoushite
心kokoroがga苦kuruしいのだろうshiinodarou
「さあsaa?」
誰dareもmo知shiりri得eないnai
そりゃわかっちゃいるけどsoryawakatchairukedo
答kotaえをewo探sagaしてはshiteha またmata迷路meiroにni落oちていくchiteiku
ねえnee 誰dareかがkaga歌utaうでしょudesyo
そうsou「夢yumeはha美utsukuしいshii」
そんなのはsonnanoha叶kanaえられたerareta人hitoのno戯zaれre言gotoなんだよnandayo