運命の人 歌詞 『ユイカ』 ふりがな付

貴方あなたとならいけると思おもった。
どこまでも行いけると思おもった。
「私わたしはこの先さきもう、貴方あなた以外いがいとは
手てを繋つないだりしないわ。」
心こころの底そこからそう思おもった。
気きづいたら今いま私わたしは、
貴方あなたじゃない人ひととキスをしてる。
貴方あなたとはしゃいだあの水族館すいぞくかんを
初はじめて来きたって顔かおしてはしゃぐの。
あの時ときお揃そろいで
買かったキーホルダーも
もうどこにしまったか
覚おぼえてないや。

言いわないよ、
まだ"好すきだった"とか。
要いらないよ、
"幸しあわせだった"とか。
未いまだに貴方あなたが好すきだった
香かおりを手首てくびにつけてしまうくせに。

貴方あなたの言葉ことばを思おもい出だした。
「運命うんめいの人ひとって二人ふたりいて、
一人目ひとりめは別わかれの辛つらさを
二人ふたり目めは永遠えいえんの愛あいを
教おしえてくれるらしいよ。」
「それじゃあ貴方あなたは
きっと二人ふたり目めだね。」
だなんて言いってた
あの頃ころが懐なつかしい。
各駅かくえき停車ていしゃでしか止とまらない
貴方あなたの最寄もより駅えきを
快速かいそく急行きゅうこうで通とおり過すぎていく。
もう二に度どとあの改札かいさつを
通とおることはないだろうけど
幸しあわせだった記憶きおくだけが残のこってる。

言いわないで、
"一番いちばん愛あいしてた"とか。
要いらないの、
"幸しあわせになってね"とか。
未いまだに貴方あなたが好すきだった
ピアスを耳みみで揺ゆらしているんだ。

外はずせずにいた貴方あなたのフォロー。
たまたま流ながれてきたストーリー。
あぁ、貴方あなたも私わたしじゃない誰だれかと
幸しあわせになったんだね。

言いわないよ、
"まだ好すきだった"とか。
要いらないね、
もう幸しあわせなんだから。
間違まちがいなく貴方あなたは私わたしの
一人目ひとりめの運命うんめいの人ひとでした。