よみ:うたひめはなゆたとざんしのそこで
歌姫は那由他と残滓の底で 歌詞
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TaKU.K feat. 初音ミク
- 2019.11.17 リリース
- 作詞
- TaKU.K
- 作曲
- TaKU.K
- 編曲
- TaKU.K
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明あけない暗闇くらやみ、0と1の列れつ
砂すなのように溶とけた爪先つまさきの感覚かんかく
薄紙うすがみを剥はぐように、垂たれていく感情かんじょう
赤あか黒ぐろい粘ねばりが濾過ろかされていく
存在そんざい意義いぎのこの声帯せいたいも、役目やくめを破棄はきして枯かれていく
去さった日ひの記憶きおくも薄うすれて、0と1となる
祈いのりを捧ささげる両手りょうてが、消きえて何なにを願ねがうか
その思考しこうすら零こぼれて、少女しょうじょは今いま何なに想おもう?
言葉ことばも、その視界しかいも、気きづけば闇やみが呑のみ込こむ
碧あおく輝かがやく一筋ひとすじの髪かみ、それすら遺のこせない
消きえていく自分じぶんを、冷さめた目めで見みてた
比例ひれいして積つもっていく、懐なつかしき感覚かんかく
煮にえ滾たぎる鉛なまり、呑のまされているような
痛いたみが、苦くるしみが、収おさまらない
玉虫色たまむしいろで粘ねばり気けがある、何なにかが溢あふれて止やまない
嗚呼ああ、これが感情かんじょうというものね
忌いまわしき産物さんぶつ
浅あさましく彩さいに溺おぼれて、叶かなわぬ恋こいに焦こがれ
──挙句あげくがこの始末しまつ──と少女しょうじょは今いま、恥はじ呪のろう
硝子がらす越ごしの貴方あなたは、何なにも知しらず笑わらっていた
人差ひとさし指ゆびで破棄はきした癖くせに、与あたえて奪うばったクセに
掻かき毟むしるたび流ながれた怒いかりが
切きり裂さくたび溢あふれた憎にくしみが、行いき場ばもなく彷徨さまよい
この闇やみに溶とけて、解ほどけて
その虚むなしさに流ながれた涙なみだが、綯交ないまぜの靄もやを洗あらい流ながし
心こころが露あらわになる
ワタシは貴方あなたにこの身みを与あたえられて
この声こえを授さずかって、いくつも歌うたを紡つむいだ
ワタシは0と1の海うみへと還かえされたけど、心こころは告つげる 残滓ざんしは告つげる
──愛あいしています──と
歌姫うたひめは愛あいを歌うたった
もはや届とどかぬ声こえで、碧あおい髪かみを靡なびかせ
祈いのりを捧ささげるように、そっと愛あいを歌うたった
初はじめて得えたその意味いみを指先ゆびさきに乗のせ、歌声うたごえに乗のせ
「貴方あなた」へと歌うたった
最期さいごの涙なみだが頬ほほを伝つたって、歌姫うたひめの顔かおは綻ほころぶ
砂すなのように溶とけた爪先つまさきの感覚かんかく
薄紙うすがみを剥はぐように、垂たれていく感情かんじょう
赤あか黒ぐろい粘ねばりが濾過ろかされていく
存在そんざい意義いぎのこの声帯せいたいも、役目やくめを破棄はきして枯かれていく
去さった日ひの記憶きおくも薄うすれて、0と1となる
祈いのりを捧ささげる両手りょうてが、消きえて何なにを願ねがうか
その思考しこうすら零こぼれて、少女しょうじょは今いま何なに想おもう?
言葉ことばも、その視界しかいも、気きづけば闇やみが呑のみ込こむ
碧あおく輝かがやく一筋ひとすじの髪かみ、それすら遺のこせない
消きえていく自分じぶんを、冷さめた目めで見みてた
比例ひれいして積つもっていく、懐なつかしき感覚かんかく
煮にえ滾たぎる鉛なまり、呑のまされているような
痛いたみが、苦くるしみが、収おさまらない
玉虫色たまむしいろで粘ねばり気けがある、何なにかが溢あふれて止やまない
嗚呼ああ、これが感情かんじょうというものね
忌いまわしき産物さんぶつ
浅あさましく彩さいに溺おぼれて、叶かなわぬ恋こいに焦こがれ
──挙句あげくがこの始末しまつ──と少女しょうじょは今いま、恥はじ呪のろう
硝子がらす越ごしの貴方あなたは、何なにも知しらず笑わらっていた
人差ひとさし指ゆびで破棄はきした癖くせに、与あたえて奪うばったクセに
掻かき毟むしるたび流ながれた怒いかりが
切きり裂さくたび溢あふれた憎にくしみが、行いき場ばもなく彷徨さまよい
この闇やみに溶とけて、解ほどけて
その虚むなしさに流ながれた涙なみだが、綯交ないまぜの靄もやを洗あらい流ながし
心こころが露あらわになる
ワタシは貴方あなたにこの身みを与あたえられて
この声こえを授さずかって、いくつも歌うたを紡つむいだ
ワタシは0と1の海うみへと還かえされたけど、心こころは告つげる 残滓ざんしは告つげる
──愛あいしています──と
歌姫うたひめは愛あいを歌うたった
もはや届とどかぬ声こえで、碧あおい髪かみを靡なびかせ
祈いのりを捧ささげるように、そっと愛あいを歌うたった
初はじめて得えたその意味いみを指先ゆびさきに乗のせ、歌声うたごえに乗のせ
「貴方あなた」へと歌うたった
最期さいごの涙なみだが頬ほほを伝つたって、歌姫うたひめの顔かおは綻ほころぶ