屋上おくじょうの空そら 手てをかざす
飛行ひこう機き雲ぐもはすり抜ぬけた
踊おどり廊下ろうか 日差ひざしは傾かたむき
僕等ぼくらの季節きせつを変かえていく
「このままどっか行いこうか」
はしゃぐ君きみが眩まぶしかった
最初さいしょの恋こい 泡あわに溶とけていく
ラムネの味あじ
ふたつの影かげが揺ゆれる
僕等ぼくらずっとこのままいたいのに
抱だきしめた 強つよく 強つよく
微笑ほほえみと夏なつの香かおり
残のこしたまま
図書室としょしつの海うみ ひとりきり
めくるページを泳およいでく
物語ものがたりはどこまでも続つづくはずだと
信しんじていたけど
暮くれゆく空そら 自転車じてんしゃ
汗あせばむ手てと無口むくちな君きみ
光ひかりと影かげ 忘わすれられない
帰かえりの道みち
ふたつの影かげが滲にじむ
何度なんどだって伝つたえて確たしかめたい
焦こがれていた 深ふかく 深ふかく
閉とじ込こめた胸むねの痛いたみ
ざらつく喉のど
君きみは答こたえた 僕ぼくは黙だまった
繋つないだ手てと手てにかすかに伝つたわる
温度おんどは違ちがったね
白紙はくしのページに栞しおりを挟はさんだ
愛あいしてた いつも いつも
ふたつの影かげが消きえる
僕ぼくはずっとこの痛いたみ 抱かかえていく
誓ちかったんだ 強つよく 強つよく
微笑ほほえみは記憶きおくの中なかで
生いき続つづける
スローモーション 戻もどせたら
抗あらがえない離はなれていく
鳴なり響ひびいたチャイムと合図あいず
僕ぼくをひとりきり残のこしたまま
夏なつが終おわる
屋上おくじょうの空そら 手てをかざす
飛行ひこう機き雲ぐもはすり抜ぬけた
飲のみ干ほしたガラスの瓶びんと
君きみの声こえ忘わすれない
屋上okujouのno空sora 手teをかざすwokazasu
飛行hikou機ki雲gumoはすりhasuri抜nuけたketa
踊odoりri廊下rouka 日差hizaしはshiha傾katamuきki
僕等bokuraのno季節kisetsuをwo変kaえていくeteiku
「このままどっかkonomamadokka行iこうかkouka」
はしゃぐhasyagu君kimiがga眩mabuしかったshikatta
最初saisyoのno恋koi 泡awaにni溶toけていくketeiku
ラムネramuneのno味aji
ふたつのfutatsuno影kageがga揺yuれるreru
僕等bokuraずっとこのままいたいのにzuttokonomamaitainoni
抱daきしめたkishimeta 強tsuyoくku 強tsuyoくku
微笑hohoeみとmito夏natsuのno香kaoりri
残nokoしたままshitamama
図書室tosyoshitsuのno海umi ひとりきりhitorikiri
めくるmekuruペpeージjiをwo泳oyoいでくideku
物語monogatariはどこまでもhadokomademo続tsuduくはずだとkuhazudato
信shinじていたけどjiteitakedo
暮kuれゆくreyuku空sora 自転車jitensya
汗aseばむbamu手teとto無口mukuchiなna君kimi
光hikariとto影kage 忘wasuれられないrerarenai
帰kaeりのrino道michi
ふたつのfutatsuno影kageがga滲nijiむmu
何度nandoだってdatte伝tsutaえてete確tashiかめたいkametai
焦koがれていたgareteita 深fukaくku 深fukaくku
閉toじji込koめたmeta胸muneのno痛itaみmi
ざらつくzaratsuku喉nodo
君kimiはha答kotaえたeta 僕bokuはha黙damaったtta
繋tsunaいだida手teとto手teにかすかにnikasukani伝tsutaわるwaru
温度ondoはha違chigaったねttane
白紙hakushiのnoペpeージjiにni栞shioriをwo挟hasaんだnda
愛aiしてたshiteta いつもitsumo いつもitsumo
ふたつのfutatsuno影kageがga消kiえるeru
僕bokuはずっとこのhazuttokono痛itaみmi 抱kakaえていくeteiku
誓chikaったんだttanda 強tsuyoくku 強tsuyoくku
微笑hohoeみはmiha記憶kiokuのno中nakaでde
生iきki続tsuduけるkeru
スロsuroーモmoーションsyon 戻modoせたらsetara
抗aragaえないenai離hanaれていくreteiku
鳴naりri響hibiいたitaチャイムchaimuとto合図aizu
僕bokuをひとりきりwohitorikiri残nokoしたままshitamama
夏natsuがga終oわるwaru
屋上okujouのno空sora 手teをかざすwokazasu
飛行hikou機ki雲gumoはすりhasuri抜nuけたketa
飲noみmi干hoしたshitaガラスgarasuのno瓶binとto
君kimiのno声koe忘wasuれないrenai