逢い合い傘 歌詞 天乃リリサ(前田佳織里),橘美花莉(鬼頭明里) ふりがな付

アスファルトに触ふれる雫しずく
一人ひとり分ぶんの花はな 並ならんで歩あるく
酸すいも甘あまいも 空模様そらもよう
夏なつは儚はかない 物語ものがたりだ

風かぜに冴さえる 右みぎの腕うでと
暖あたたかな体温たいおん 左ひだりの腕うで
レンズに映うつる うたかたは
近ちかくて遠とおいままなのかな

話はなしをしよう
重かさね合あったシルエット そのまま一ひとつになれたらって
雨音あまおとに紛まぎれ 気付きづかぬ振ふりして
それでも この瞬間しゅんかんを永遠えいえんに輪廻りんねしたい

逢あい合あい傘がさ 袖そで 滴したたる
雨あめごと私わたしを愛あいして
心こころに植うえた 花はなが咲さいたの
最初さいしょに見みてほしくて
もういいかい? でも まだみたい
貴方あなたへの想おもい
恒星こうせいのようにただ 煌きらびやかだ

雨宿あまやどりの 一幕ひとまくさえ
フィルムに収おさめた 一枚いちまいのように
永久とわに続つづいてくれたらな
将来しょうらいなんてまだ来こなくていいから

「また逢あおうね」 大人おとなになっていく
それぞれの舗装ほそうされた道みちへ
灰色はいいろ空模様そらもよう 逆方向ぎゃくほうこうの進路しんろ
それでも それでも それでも

逢あえないなら 逢あえやしないなら
このまま私わたしを忘わすれて
涙なみだは伝つたう 流ながれ星ぼしのように願ねがいをのせて
もういいかい? でも まだみたい
貴方あなたへの想おもい
遠とおい記憶きおくになんて 仕舞しまいたくなくて

雨あめは やがて 空そらに還かえり
再ふたたび 花はなを咲さかせるでしょう
寄より添そい合あった一輪いちりんを
景色けしきを変かえて いつまでも

逢あい合あい傘がさ 袖そで 滴したたる
雨あめごと私わたしを愛あいして
弾はずむ制服せいふく 映うつる青春せいしゅん
花はなを印しるした記念きねん日び
もういいかい? ねえ とまらない
貴方あなたへの想おもい
彩いろどる姿すがたを その目めでみていて

逢あい合あい傘がさは 同おなじ道みちへと