うたたね 歌詞 灰かぶり ふりがな付

深ふかい海うみのような夜よる
たまにならいいけど
今日きょうも不安定ふあんていな心こころに
溺おぼれてしまうんだ

嫌きらいじゃないよ こんな日々ひびも
ただ身体からだが追おいつかない

今日きょうはもう眠ねむろうよ
アラームなんてかけないで
朝あさになっても夢ゆめを延滞えんたいしよう
クタクタな日々ひびだけど
今いまくらいは無防備むぼうびでいいんだよ
私わたしのうたたね

生いきていくこと
"歩あゆむ"と例たとえるようだけど
立たち止どまりそうな私わたしの日々ひびも
人生じんせいと呼よんでよ

要いらないんじゃないの?私わたしのこと
とか余計よけいなこと思おもう前まえに

どうにも色々いろいろと
武器ぶきを変かえても憂うれいはしぶとくて
そのうち休やすもうって
そうもいかないものでしょ?
バタバタな君きみだけど
今いまくらいはスローに生いきていいんだと
休やすませてあげる羽根はね

私わたしだって昔むかしはちゃんと
誰だれかのこと好すきでいたはず
お洒落しゃれやお出掛でかけにもワクワクしたりして
なのに気付きづかぬうちに
すり減へってたんだ
無気力むきりょくになっていく だけど

本当ほんとうはあるんだろ
心こころの灯あかりは消きえずにあるんだよ
"あの子こはいいな" だとか思おもわなくていい程ほど

だからもうちょっと続つづけない?
こんな日々ひびでも私わたしは続つづけたい
また起おき上あがって歩あるく
その為ためのうたたねをしようよ

今日きょうはもう眠ねむろうよ
アラームなんてかけないで
クタクタな日々ひびだけど
今いまくらいは無防備むぼうびでいいんだよ
私わたしのうたたね

虚むなしくて仕方しかたないね
今いまはただ毛布もうふに包くるまって
微睡まどろんで 揺蕩たゆたえ
夜空よぞらの一部いちぶに身みを任まかせ、眠ねむる

私わたしのうたたね
輝かがやいていく種たね
私わたしの唄うただね。