木天蓼 歌詞 山本彩 ふりがな付

ただいまの声こえと共ともに
廊下ろうか響ひびく錠じょう下おろす音おと 丑三うしみつ時どき
おかえりだけ呟つぶやいて
問といただす声こえは喉のどの奥おく引ひき返かえす

気きづいてないフリするのも
そろそろ疲つかれてきたわ
くたびれたシャツが纏まとうのは誰だれの匂におい?

じっくり愛撫あいぶして 余計よけいなことなど何なにも
考かんがえられないくらい
何なに食くわぬ顔かおに寂さみしさ隠かくしながら 爪つめを研とぐ

機嫌きげん伺うかがう態度たいども
ただ傷きずつけない為ための 優やさしさ覆おおった嘘うそも
いらないいらないいらないよ
無骨ぶこつな指先ゆびさきが 覚おぼえている肌はだは
私わたしだけでいい

印しるしをつけるように 体からだを擦すり付つけながら
チラチラと煩わずらわしい虫むし追おい払はらう

じっくりキスして 脳のうから骨ほねの髄ずいまで
溶とけてしまうくらい
捕つかまえたのなら 最後さいごの最後さいごには
責任せきにん取とってちょうだい

ねぇ、まだ足たりないの?
どうせ逃にげられやしない
夜よるの底深そこふかく堕おちるとこまで堕おちて

じっくり愛撫あいぶして 余計よけいなことなど何なにも
考かんがえられないくらい

じっくりキスして 脳のうから骨ほねの髄ずいまで
溶とけてしまうくらい
捕つかまえたのなら 最後さいごの最後さいごには
責任せきにん取とってちょうだい