よみ:ころしやのどくはく
殺し屋の独白 歌詞
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蟲の知らせ feat. 初音ミク
- 2023.10.15 リリース
- 作詞
- 蟲の知らせ
- 作曲
- 蟲の知らせ
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扉とびらまで数十すうじゅっ歩ぽ
その先さきは一ひとつも知しりたくないのに
幸しあわせな食卓しょくたくの香かおりが
今更いまさら胸むねを締しめ付つけている
産うまれて数十すうじゅう年ねん
取とり返かえしのつかないことばかりだ
扉とびらを抉こじ開あけ 銃声じゅうせいが響ひびく
空そらに星ほしが灯ともる
翳かげり出だすこの街まちに刃向はむかうように
煙草たばこの先さきは燻くすぶる
帰かえり道みちすれ違ちがう雑踏ざっとうに紛まぎれて
消きえてしまえたら
あどけない朝日あさひが 君きみという光ひかりが
引ひき金がね一ひとつで暮くれ落おちたその日ひから
うまく眠ねむれないんだ 俺おれの枕元まくらもとに
名前なまえのない幽霊ゆうれいが居いる気きがして
窓まどを開あけて見みえた
ビルのその向むこうに
嘲笑あざわらうような三日月みかづきが覗のぞいて
こんなはずじゃなかった
嘆なげきしか出でないぜ
この手ては黒くろく染そまったのに
どうして心こころがやるせないの?
依然いぜんこの部屋へやは
乱雑らんざつに生いきた垢あかが積つもり積つもる
ふらつく足あしで起おき上あがり
淹いれたコーヒーに味あじはない
例たとえば今いまさっき世界せかいが
生うまれたとしたならどうだろうか
この胸むねの穴あなも運うんが悪わるいと
そう割わり切きれるものだろうか
耐たえがたき逃避行とうひこうも徒労とろうに帰きした
俺おれに居い場所ばしょなんてないから
どうせなら解毒げどく剤ざいを心こころの奥底おくそこまで
満みたしてれ
この大都会だいとかいの中なかは
悪党あくとうに塗まみれていた
だから正ただしさという石いしを投なげた
滴したたる血液けつえきで咲さき誇ほこる徒花あだばな
その美うつくしさにただ呆ほうけていた
足跡あしあとを辿たどって列れつをなす背後はいご霊れい
死しぬまで続つづく後悔こうかいのパレード
継つぎ接はぎの心こころじゃ 辿たどり着つく答こたえは
いつだって浅あさはかだ
今日きょうも人ひとを殺ころした
それで何なにが変かわった?
土砂降どしゃぶりの空そらは昨日きのうから止やまない
俺おれの心こころの雨あめでこの街まちは濯そそがれて
小鳥ことりたちは空そらへ羽はばたいていく
いつか夜よるが覚さめて 季節きせつが巡めぐっても
掌てのひらを染そめた後悔こうかいは消きえない
ビルのその向むこうに
やがて日ひが昇のぼって
また一人ひとり消きえていく
これでさようならだ
その先さきは一ひとつも知しりたくないのに
幸しあわせな食卓しょくたくの香かおりが
今更いまさら胸むねを締しめ付つけている
産うまれて数十すうじゅう年ねん
取とり返かえしのつかないことばかりだ
扉とびらを抉こじ開あけ 銃声じゅうせいが響ひびく
空そらに星ほしが灯ともる
翳かげり出だすこの街まちに刃向はむかうように
煙草たばこの先さきは燻くすぶる
帰かえり道みちすれ違ちがう雑踏ざっとうに紛まぎれて
消きえてしまえたら
あどけない朝日あさひが 君きみという光ひかりが
引ひき金がね一ひとつで暮くれ落おちたその日ひから
うまく眠ねむれないんだ 俺おれの枕元まくらもとに
名前なまえのない幽霊ゆうれいが居いる気きがして
窓まどを開あけて見みえた
ビルのその向むこうに
嘲笑あざわらうような三日月みかづきが覗のぞいて
こんなはずじゃなかった
嘆なげきしか出でないぜ
この手ては黒くろく染そまったのに
どうして心こころがやるせないの?
依然いぜんこの部屋へやは
乱雑らんざつに生いきた垢あかが積つもり積つもる
ふらつく足あしで起おき上あがり
淹いれたコーヒーに味あじはない
例たとえば今いまさっき世界せかいが
生うまれたとしたならどうだろうか
この胸むねの穴あなも運うんが悪わるいと
そう割わり切きれるものだろうか
耐たえがたき逃避行とうひこうも徒労とろうに帰きした
俺おれに居い場所ばしょなんてないから
どうせなら解毒げどく剤ざいを心こころの奥底おくそこまで
満みたしてれ
この大都会だいとかいの中なかは
悪党あくとうに塗まみれていた
だから正ただしさという石いしを投なげた
滴したたる血液けつえきで咲さき誇ほこる徒花あだばな
その美うつくしさにただ呆ほうけていた
足跡あしあとを辿たどって列れつをなす背後はいご霊れい
死しぬまで続つづく後悔こうかいのパレード
継つぎ接はぎの心こころじゃ 辿たどり着つく答こたえは
いつだって浅あさはかだ
今日きょうも人ひとを殺ころした
それで何なにが変かわった?
土砂降どしゃぶりの空そらは昨日きのうから止やまない
俺おれの心こころの雨あめでこの街まちは濯そそがれて
小鳥ことりたちは空そらへ羽はばたいていく
いつか夜よるが覚さめて 季節きせつが巡めぐっても
掌てのひらを染そめた後悔こうかいは消きえない
ビルのその向むこうに
やがて日ひが昇のぼって
また一人ひとり消きえていく
これでさようならだ