おふくろ郵便 歌詞 藤和也 ふりがな付

幾いくつになっても 親おやの目めからは
子供こどもは子供こども いつまでも いつまでも
あれやこれやの 気遣きづかいが
滲にじんだ便箋びんせん おふくろ郵便ゆうびん
若わかい時ときには 嫌きらったけれど
いまは小言こごとも ありがたい

何なにかの足たしにと 一行いちぎょう添そえて
送おくって呉くれた 小遣こづかいを小遣こづかいを
決けっして楽らくでは ないものを
暮くらしを詰つめての おふくろ郵便ゆうびん
故里くにを飛とび出でた 不孝ふこうも責せめず
呉くれた情なさけに 男泣おとこなき

手紙てがみは何度なんども 読よみ返かえせるが
電話でんわは切きれりゃ それっきり それっきり
中なかにゃ読よめない 癖字くせじにも
優やさしさあふれる おふくろ郵便ゆうびん
明日あすは送おくろう 返事へんじを入いれて
心こころばかりの 冬支度ふゆじたく