堕天 歌詞 甘い暴力 ふりがな付

聖典せいてんが爪弾つまびく 福音ふくいんの調しらべ
飛天ひてんが如ごとく 晴天せいてんを裂さけ
目めが眩くらむほどの闇やみへ
2シートの方舟はこぶねで

蛇へびが導みちびく
真まことの愛あいへ
その樹きの元もとへ
「禁忌きんきこそ破やぶり拓ひらけ」

果実かじつは秘薬ひやく
神々かみがみをも濡ぬらす
遂ついに気付きづくアダム
そこにエデンは無ない

崇高すうこうな堕天だてんへ

お前まえがいればいい
何なにが起おきようと
崩くずれゆく運命さだめに愛あいの賛歌さんかを
さあ天てんへ 堕おちゆく 二人ふたりへ祝福しゅくふくを

邪じゃ典てんが示しめす 狂きょう音おんの奏かなで
堕天だてんが如ごとく 絶望ぜつぼうを喰くえ
天てんと地ちを逆転ぎゃくてんさせよ
蕩とろける脳のうにまかせて

そそのかしたのは蛇へびではなく
現世げんせ操あやつる天てんを睨にらむ
愛あいを以もって連つれ出だすファタール
無垢むくな悪あくを飼かい慣ならす

アベル殺ころすカイン
まさに始はじまる堕天だてん
全すべて見みていたイヴ
そこにエデンは無ない

俺おれだけを見みろ
何なにが起おきようと
究極きゅうきょくの愛あいに慈悲じひなどいらない
崇高すうこうに 下劣げれつに 九ここのつ目めの大罪たいざいへ

神々かみがみへ喧嘩けんかを売うる
追放ついほうされ喜よろこび知しる
お前まえがいてくれるなら
この身みも魂たましいも売うってもいい
絶叫ぜっきょうの愛あい
九ここのつ目めの大罪たいざいへ

お前まえがいればいい
何なにが起おきようと
崩くずれゆく運命さだめに愛あいの賛歌さんかを
さあ天てんへ 堕おちゆく 二人ふたりへ祝福しゅくふくを

俺おれだけを見みろ
何なにが起おきようと
究極きゅうきょくの愛あいに慈悲じひなどいらない
崇高すうこうに 下劣げれつに 九ここのつ目めの大罪たいざいへ