銃口をハートに向けて 歌詞 乃紫 映画「お嬢と番犬くん」挿入歌 ふりがな付

彩度さいどを増ましていく春はるの日ひ
また間違まちがいの中なかで恋こいしていた
背伸せのびして目線めせんを合あわせたい
早はやく大人おとなになって仕返しかえししたい
あなたの言葉ことばを食たべていたい
あたしの声こえだけ味あじわって
朝昼晩あさひるばん使つかい果はたして
横顔よこがお見みつめていたい

三みっつ数かぞえたら目めを開あけて
あたしの本音ほんねはどっちでしょう
そっちじゃないほらちゃんと見みて
あなたにだけ届とどいて
そんな口くち約束やくそくはやめて
あたしのことが欲ほしいのなら
このハートに狙ねらいを定さだめて

喜怒哀楽きどあいらく最前線さいぜんせん
夢ゆめの中なかでも平行へいこう線せん
あなたとの運命うんめい線せんが見当みあたらない
太陽たいようと月つきの境界線きょうかいせん飛とび越こえられたなら
その眼めであたしの息いきの根ねを止とめて
その手てで銃口じゅうこうをハートに向むけて

慣なれないヒールで歩あるいて
あなたと同おなじ景色けしきを見みていたい
道連みちづれ靴擦くつずれ的まと外はずれ
このキスは波乱はらんの味あじがする
あなたの本音ほんねを引ひき出だしたい
あたしの芝居しばいを見破みやぶって
頭あたまからつま先さき全身ぜんしん
愛あいに満みたされる

三みっつ数かぞえたら目めを閉とじて
あたしの本音ほんねを嗅かぎ分わけて
髪かみを撫なでてこの手てを取とって
知しらないフリしないで
背伸せのびしたあたしを見透みすかして
あなたの全すべてが欲ほしいから
そのハートに狙ねらいを定さだめて

喜怒哀楽きどあいらく最前線さいぜんせん
夢ゆめの中なかでも平行へいこう線せん
あなたとの運命うんめい線せんが見当みあたらない
この恋こいの大だい前提ぜんてい 塗ぬり替かえられたなら
そのキスであたしの息いきの根ねを止とめて
その手てで銃口じゅうこうをハートに向むけて

想像そうぞうしていた恋こいを超こえて
相関図そうかんずを掻かき乱みだして
青春せいしゅんの輝かがやきを知しって
日常にちじょうはもう走はしり出だして
愛情あいじょうは形かたちを変かえて
今いまは二人ふたりだけ
そのキスであたしの息いきの根ねを止とめて
その手てで銃口じゅうこうをハートに向むけて