リベル 歌詞 佐藤ちなみに feat. 初音ミク,重音テト ふりがな付

取とっ散ちらかった文明ぶんめいと
そこに蔓延はびこった寄生虫きせいちゅうは
希望きぼうに満みちた僕ぼくたちの
瞳ひとみを殺ころすには十分じゅうぶんだ

壊こわれた世界せかいで僕ぼくたちは
傷きずの塞ふさぎ方かたも知しらぬまま
渇かわいた身体からだを癒いやすように
哀かなしみを喉のどに流ながし込こむしかなかった

でもさ
最終回さいしゅうかいはきっと
痛いたくないよ大丈夫だいじょうぶ
絶望ぜつぼう達たちは優やさしく僕ぼくらのこと
包つつみ込こんでくれるだろう

残骨灰ざんこつばいの布団ふとんを
被かぶって夢ゆめを見みよう
苦くるしみたちはそっと僕ぼくらのこと
送おくり出だしてくれるはずさ

突如とつじょいつもの日常にちじょうに
入はいり込こんだ寄生虫きせいちゅうは
幼気いたいけ無力むりょくな僕ぼく達たちの
世界せかいに暗くらい影かげを落おとした

我わが子こを目めの前まえで飄々ひょうひょうと
殺ころされた母親ははおやのように
大事だいじなものが侵おかされるのを
為なす術すべなく見みている他ほかなかった

だから
死し前ぜん喘鳴ぜんめいの世界せかいに
白装束しろしょうぞくを着きせよう
季節きせつ外はずれの雪ゆきは僕ぼくらのこと
暖あたたかく包つつむだろう

黒くろい満月まんげつに染そまった
日々ひびの最期さいごを看取みとろう
死神しにがみたちもこんな僕ぼくらを見みて
ただ立たち尽つくしている

そうさ
最終回さいしゅうかいはきっと
痛いたくないよ大丈夫だいじょうぶ
絶望ぜつぼう達たちは優やさしく僕ぼくらのこと
包つつみ込こんでくれるだろう

一生涯いっしょうがいの苦痛くつうも
三さん分間ぷんかんで溶とかしきろう
エンドロールの最後尾さいこうび
僕ぼくらの名なは刻きざみ込こまれている

(良よい子この皆みなさん
終おわりの時刻じこくになりました
事故じこに遭あわないよう
安全あんぜんに気きを付つけて
どうか安やすらかに
お家うちへ帰かえりましょう)