雨漏りの空 歌詞 Bocchi ふりがな付

靴くつの裏側うらがわに薄うすめた眼め
路地裏ろじうら、落おちてる心こころ一ひとつ
拾ひろう振ふりした貴方あなたは悪あくだ
それが今いまの僕ぼくだ

夕日ゆうひを眺ながめて空そら泳およぐ
風かぜに成なって海うみを渡わたる
僕ぼくの心こころは何処どこへ行ゆく
消きえてしまった淡あわい感情かんじょう

夜空よぞらの声こえは眩まぶしいから
数かぞえ忘わすれた心こころ幾いくつ
黒くろく染そまった貴方あなただけを
僕ぼくは酷ひどく睨にらんだ

逃のがした心こころ一ひとつまで
憶おぼえている尖とがった言葉ことば
言いえば晴はれ模様もようみたいな
何処どこか遠とおくへ
何処どこか遠とおくへ
もっと遠とおくへ
笑わらったままで

右眼みぎめに枕まくらや夢ゆめうつつ
左眼ひだりめは今日きょうも笑わらっている
僕ぼくの心こころが貴方あなたなら
眩まぶしくないと言いえるのかな

窓際まどぎわ照てらした眺ながめる先さき
視界しかいに掠かすめるは心こころ一ひとつ
絞しぼる眼めに写うつる、貴方あなただけに
…僕ぼくは笑わらった

残のこりの心こころ一ひとつまで
忘わすれていた籠こもった感情かんじょうを
言いえば雨模様あめもようみたいな
空そらの下したで
雲くもの上うえで
僕ぼくの中なかで
笑わらったままで

透過とうかしてしまった貴方あなたに
僕ぼくは少すこしだけ触ふれたんだ
濁にごった貴方あなたの涙なみだが綺麗きれいで
何処どこか嬉うれしい僕ぼくだ

濡ぬれた心こころの数かずだけ
笑わらえるから少すこしの声こえで
雨上あめあがりのあいつみたいに
今いまだけでも
今いまだけでも
見みえなくても
笑わらったままで