いまさら言えない 歌詞 メガネブラザース ふりがな付

今日きょうも今日きょうとて 父母ちちははがくれた
この足あしを踏ふみ締しめ 大地だいちを歩あるく
つま先さきを見みれば ボロボロの花はなが
悲かなしい顔かおもせずに こちらを見みている

この気持きもちを歌うたにしたい

道みちに咲さく花はなのように強つよく生いきたい
なんて言いえない いまさら言いえない

今日きょうも今日きょうとて 祖父そふ祖母そぼがくれた
この瞳ひとみは世界せかいを 鮮あざやかに見みせる
恋こいをすれば かわいいあの子こ
いつまでもずっと 見みつめていたいよ

この気持きもちを歌うたにしたい

目めを閉とじれば 瞼まぶたの裏うらにあなたがいる
なんて言いえない 今いまさら言いえない

夏なつが過すぎて 寒さむい冬ふゆが来きて
悴かじかむ手てをポケットに入いれて歩あるく
変かわらぬ景色けしき 変かわれない僕ぼくは
「今年ことしは雪降ゆきふるかな」心こころで呟つぶやく

この気持きもちを歌うたにしたい

降ふり注そそぐ雪ゆきが 見慣みなれた街まちを白しろく染そめる
なんて言いえない いまさら言いえない

生うまれてくるのが遅おそかったのさ
みんなみんな全部ぜんぶ 使つかわれちゃったのさ

砂浜すなはまに書かいた名前なまえ 波なみがさらっていく
なんて言いえない いまさら言いえない

笑わらった顔かおも泣ないた顔かおも 全部ぜんぶ好すきだよ
なんて言いえない いまさら言いえない

いまさら言いえない
いまさら言いえない