足りない 歌詞 終活クラブ ふりがな付

足たりない ぼくら
いつでも何なんだか足たりない
胸むねポケットの小銭こぜにじゃ足たりない
全部ぜんぶいっこずつぐらい足たりない

昨晩さくばん夢ゆめを見みました
君きみが笑わらっていて泣ないてしまった
やさしい夢ゆめを見みるのは
いつまでも慣なれない

まどろみのずっと奥おくの方ほう
うまく生いきれないほど
ゆらりと泳およぐ
くるりと回まわる
影かげを見みている

心こころがずっと痛いたいよ
透明とうめいに淡あわいあお
君きみを連つれて
切符きっぷじゃいけない街まちまで

だってぼくらは足たりないから
いつでも少すこし足たりないから
どこまでだってさ 二人ふたりでいよう
なんてね

かけ算ざんの七ななの段だんを
思おもい出だせなくなる事ことがあります
おんなじ風ふうに君きみを
忘わすれてしまうのだ、と
たまに思おもう

ぼくらは少すこし足たりないから
いつでも少すこし足たりないから
浅あさはかで 嘘うそつきで 傷きずつけて

それでもいつか
あの日ひの君きみに
ありがとうって
大丈夫だいじょうぶって
嘘うそでもちゃんと言いいたいから
ぼくもさ

心こころがずっと痛いたいよ
透明とうめいに淡あわいあお
君きみといつか
待まち合あわせた駅えきのホームで

ずっと君きみを
待まっていたよ
寂さみしかった
会あいたかった

大人おとなになっても
子供こどものままの
君きみが笑わらう

だってぼくらは
足たりないから
いつでも少すこし
足たりないから

へたくそだってさ
一緒いっしょにいよう
あおい風かぜ
くるり回まわりながら
どこまでだってさ
二人ふたりでいこう
なんてね

ああ
ことばが足たりない