グッバイ、カタルシスター 歌詞 ネコロジック ふりがな付

口くちを開ひらいたってあたしの声こえじゃない
いつだって誰だれかの聞きいたことあるような声こえだ

君きみの声こえさえ君きみの声こえじゃない
その「アイ ラヴ ユー」も、たぶん君きみの声こえじゃない

君きみの涙なみだは君きみのせいじゃない
誰だれかが蹴飛けとばした石いしころの破片はへん

右手みぎてのナイフも君きみの意志いしじゃない
それほどまでに君きみを追おい詰つめたのは誰だれ?

曖昧あいまいなコトバで誤魔化ごまかしたこの気持きもちは
例たとえ、何世紀なんせいき経たとうとも
簡単かんたんなコトバで蓋ふたをしたこの想おもいは
君きみがいる限かぎり溢あふれることをやめてはくれないの

机つくえの花はなは君きみのせいじゃない
寄より添そえなかったあたしのせいでしょう

君きみのコトバが今いまも蘇よみがえる
君きみは自分じぶんの声こえで喋しゃべってくれたのに…
どうして…
くだらない矜持きょうじに惑まどわされてしまったの?
信しんじることができないのもあたしのせいじゃない!

君きみがいないとこの世界せかいは
あたしにはちょっと広ひろすぎるんだ

君きみのこと何なにも救すくえなかったのに
信しんじれるのは君きみだけ そんなあたしは

たった一度いちど、裏切うらぎられた悲かなしみに
何度なんど、あなたを裏切うらぎってしまったの?
あたしが嘆なげいていたちっぽけな絶望ぜつぼうなんて
あたしが与あたえた絶望ぜつぼうの何千なんぜん億おく分ぶんの一いちだ

幾いく千せんの後悔こうかいの夜よるを越こえて
未いまだにあたしは信しんじることが怖こわいと思おもってる
あたしが今いままでどんなに弱よわかったか
君きみがどんなに強つよかったか
今いま、やっとわかったよ

口くちを開ひらいたってあたしの声こえじゃない
この声こえは君きみがあたしに託たくした声こえだ