New
よみ:こだいとうほくのきせき
古代東北の軌跡 歌詞
-
加州清光,蜂須賀虎徹,鶴丸国永,水心子正秀,大包平,山姥切国広,阿弖流為,母禮,蝦夷の民,紀広純,呰麻呂,桓武天皇
- 2025.12.10 リリース
- 作詞
- 浅井さやか(One on One)
- 作曲
- YOSHIZUMI
- 編曲
- YOSHIZUMI
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
「古代こだい東北とうほくが辿たどった軌跡きせき…」
「大和やまと朝廷ちょうていから続つづく中央ちゅうおう政権せいけんに服ふくさない『まつろわぬ者ものたち』は、
蔑さげすみの意味いみも込こめて『蝦夷えみし』と呼よばれた」
辺境へんきょうの地ち 陸みちの奥おく
静しずかに息いきづくいのち 誇ほこり
夏なつは山やまの恵めぐみを蓄たくわえて
冬ふゆは山やまの厳きびしさを凌しのぐ
山やまを登のぼるは鳥とりの如ごとく
草くさを走はしるは獣けものの如ごとし
季節きせつに身みを委ゆだね
風かぜに身みを任まかせる
それがすべて
「都みやこの者ものたちにとって、陸奥みちのくは夷狄いてきの地ちでありながらも、交易こうえきの相手あいてでもあった。
豊富ほうふな大地だいちの恵めぐみ…特とくに黄金おうごんの産出さんしゅつにより、開拓かいたくの価値かちが更さらに高たかまる。
里さとに生いきる者ものたち、山やまに生いきる者ものたち、その利害りがいが反はんした時とき、力ちからは衝突しょうとつする」
生いきてきた土地とちを
奪うばわれたととるか
未開みかいの土地とちを
開拓かいたくしたととるか
互たがいに向むける憎悪ぞうおなき
無理解むりかいという刃やいば
「バカな。我々われわれは田畑でんはたをも与あたえ、お前まえたちを受うけ入いれているというのに」
「宝亀ほうき十一じゅういち年ねん春はる。蝦夷えみしとの最前線さいぜんせん、伊治城これはりじょうで、その領主りょうしゅだった伊治これはり公のきみ呰あざ麻呂まろの反乱はんらんが起おこる」
「我われを侮辱ぶじょくし、我われらの棲家すみかを奪うばったものたちへの復讐ふくしゅうを!」
「抵抗ていこうする蝦夷えみしの力ちからは、朝廷ちょうてい側がわの予想よそうを遙はるかに超こえるものだった」
「夷い賊ぞくとの戦乱せんらんで皆みなが疲つかれておる。朕ちんは甚はなはだ憐あわれに思おもう。民たみは守まもらねばならぬ。
陸奥みちのくの土地とちをすべて平たいらげ、夷い賊ぞくを征せいす!」
「桓武天皇かんむてんのう即位そくい後ご、朝廷ちょうていは本格的ほんかくてきな蝦夷えみし征伐せいばつに乗のり出だした。
そして延暦えんりゃく八はち年ねん。『巣す伏ぶせの戦たたかい』が勃発ぼっぱつ」
「征せい東大とうたい将軍しょうぐん紀古佐美きのこさみが率ひきいるは、数万すうまんにも及およぶ大軍たいぐん」
「決けっして敗北はいぼくは許ゆるされない朝廷ちょうてい軍ぐん」
「険けわしい山やまを登のぼり、川かわを越こえて、蝦夷えみし軍ぐんに攻撃こうげきを仕掛しかけようと試こころみた。だが…」
山やまも川かわも蝦夷えみしの一部いちぶ
誘さそい込こめば勝機しょうきあり
今いまこそ 見みせよう
蝦夷えみしの力ちから
「臆おくするな。敵軍てきぐんが多おおいのはもとより承知しょうち。
川かわをのぼるが妙策みょうさくと相手あいてに思おもわせ、上流じょうりゅうにて挟はさみ撃うちする」
「地ちの利りはこちらにあり!」
「我われらの土地とちを守まもれ!」
「おお!」
「守まもり抜ぬいたら勝かちだ!
さあ、大勝利だいしょうりをおさめて、今宵こよいはたらふく美味うまい酒さけを飲のもうぞ!」
「おお!!」
「『…賊ぞく帥すい、蝦夷えみしの阿弖流為あてるい』
…この戦たたかいで初はじめて、この名なが登場とうじょうするんだな」
「蝦夷えみし軍ぐんの陽動ようどう作戦さくせんは見事みごとに的中てきちゅう。
朝廷ちょうてい側がわは驚異的きょういてきな惨敗ざんぱいを喫きっした」
山やまも川かわも蝦夷えみしの味方みかた
誘さそい込こみ一網打尽いちもうだじん
見みたか! これぞ
蝦夷えみしの力ちから
「大和やまと朝廷ちょうていから続つづく中央ちゅうおう政権せいけんに服ふくさない『まつろわぬ者ものたち』は、
蔑さげすみの意味いみも込こめて『蝦夷えみし』と呼よばれた」
辺境へんきょうの地ち 陸みちの奥おく
静しずかに息いきづくいのち 誇ほこり
夏なつは山やまの恵めぐみを蓄たくわえて
冬ふゆは山やまの厳きびしさを凌しのぐ
山やまを登のぼるは鳥とりの如ごとく
草くさを走はしるは獣けものの如ごとし
季節きせつに身みを委ゆだね
風かぜに身みを任まかせる
それがすべて
「都みやこの者ものたちにとって、陸奥みちのくは夷狄いてきの地ちでありながらも、交易こうえきの相手あいてでもあった。
豊富ほうふな大地だいちの恵めぐみ…特とくに黄金おうごんの産出さんしゅつにより、開拓かいたくの価値かちが更さらに高たかまる。
里さとに生いきる者ものたち、山やまに生いきる者ものたち、その利害りがいが反はんした時とき、力ちからは衝突しょうとつする」
生いきてきた土地とちを
奪うばわれたととるか
未開みかいの土地とちを
開拓かいたくしたととるか
互たがいに向むける憎悪ぞうおなき
無理解むりかいという刃やいば
「バカな。我々われわれは田畑でんはたをも与あたえ、お前まえたちを受うけ入いれているというのに」
「宝亀ほうき十一じゅういち年ねん春はる。蝦夷えみしとの最前線さいぜんせん、伊治城これはりじょうで、その領主りょうしゅだった伊治これはり公のきみ呰あざ麻呂まろの反乱はんらんが起おこる」
「我われを侮辱ぶじょくし、我われらの棲家すみかを奪うばったものたちへの復讐ふくしゅうを!」
「抵抗ていこうする蝦夷えみしの力ちからは、朝廷ちょうてい側がわの予想よそうを遙はるかに超こえるものだった」
「夷い賊ぞくとの戦乱せんらんで皆みなが疲つかれておる。朕ちんは甚はなはだ憐あわれに思おもう。民たみは守まもらねばならぬ。
陸奥みちのくの土地とちをすべて平たいらげ、夷い賊ぞくを征せいす!」
「桓武天皇かんむてんのう即位そくい後ご、朝廷ちょうていは本格的ほんかくてきな蝦夷えみし征伐せいばつに乗のり出だした。
そして延暦えんりゃく八はち年ねん。『巣す伏ぶせの戦たたかい』が勃発ぼっぱつ」
「征せい東大とうたい将軍しょうぐん紀古佐美きのこさみが率ひきいるは、数万すうまんにも及およぶ大軍たいぐん」
「決けっして敗北はいぼくは許ゆるされない朝廷ちょうてい軍ぐん」
「険けわしい山やまを登のぼり、川かわを越こえて、蝦夷えみし軍ぐんに攻撃こうげきを仕掛しかけようと試こころみた。だが…」
山やまも川かわも蝦夷えみしの一部いちぶ
誘さそい込こめば勝機しょうきあり
今いまこそ 見みせよう
蝦夷えみしの力ちから
「臆おくするな。敵軍てきぐんが多おおいのはもとより承知しょうち。
川かわをのぼるが妙策みょうさくと相手あいてに思おもわせ、上流じょうりゅうにて挟はさみ撃うちする」
「地ちの利りはこちらにあり!」
「我われらの土地とちを守まもれ!」
「おお!」
「守まもり抜ぬいたら勝かちだ!
さあ、大勝利だいしょうりをおさめて、今宵こよいはたらふく美味うまい酒さけを飲のもうぞ!」
「おお!!」
「『…賊ぞく帥すい、蝦夷えみしの阿弖流為あてるい』
…この戦たたかいで初はじめて、この名なが登場とうじょうするんだな」
「蝦夷えみし軍ぐんの陽動ようどう作戦さくせんは見事みごとに的中てきちゅう。
朝廷ちょうてい側がわは驚異的きょういてきな惨敗ざんぱいを喫きっした」
山やまも川かわも蝦夷えみしの味方みかた
誘さそい込こみ一網打尽いちもうだじん
見みたか! これぞ
蝦夷えみしの力ちから