Linaria 歌詞 佐咲紗花 ふりがな付

絡からませた指ゆびがほどけ出だしたのは
君きみに贈おくったネクタイの出番でばんがないと気きづいた時とき

何重なんじゅうにも絡からまった 細ほそく細ほそく長ながい糸いと
たぐりよせて 寄より添そい合あう未来みらいは
本当ほんとうにもう来こないの？

嫌きらいってもう言いわれてもしょうがないの
あんなに重かさねた時間ときも戻もどせずに
泣ないたってもう遅おそいのもわかってるの
いつかの二人ふたりには戻もどれなくても 隣となりに居いたかった

気きが付つけば季節きせつは変かわり続つづけて
変かわれないままのつよがりがやけに深ふかく痛いたんだ

何億なんおくもの流星ほしの中なか めぐり逢あえた君きみなのに
手てと手重てかさね 笑わらい合あう夜よさえ
本当ほんとうにもう来こないの？

好すきだってもう囁ささやいても届とどかないの
零こぼれた涙なみだの海うみに沈しずむ花模様はなもよう
痛いたみってどう流ながしても繰くり返かえすの
いつかの二人ふたりには戻もどれなくても あなたと居いたかった

あの日ひくれたリングには
魔法まほうの言葉ことばが今いまも刻きざまれていて
まだ「好すき」が溢あふれてる
どうしようないもないほど 軋きしむ胸抱むねかかえて
ただ君きみに伝つたえたいよ

未来みらいってどう足掻あがいても途切とぎれてるの？
これまで重かさねた時間ときは宝物たからものでしょう
もう一度向いちどむき合あって歩あるきたいの
いつかの二人ふたりじゃなくて
新あたらしい未来図あすを作つくって行いけたなら…