あなたと歩あるいた 信濃路しなのじを
一人ひとりで歩あるけば 冬ふゆの雨あめ
はぐれ鳥啼どりなきながら霧きりの彼方かなたへ飛とんで行ゆく
私わたしにはもう 帰かえる胸むねもない
背中せなかが濡ぬれる 心こころも濡ぬれる
幸しあわせ遠とおい 恋こいでした
生いきてることさえ 辛つらくなる
思おもい出でばかりの 信濃川しなのがわ
こぶし咲さく夕暮ゆうぐれのからまつ林はやしに陽ひが落おちて
はらはらと 花はなびらが降ふりかかる
あなたの胸むねに 甘あまえたことも
はかない夢ゆめと 消きえてゆく
心こころも命いのちも 一ひとつだと
二人ふたりで誓ちかった 信濃宿しなのやど
押おし寄よせる寂さびしさに崩くずれそうです一人ひとりでは
もう一度逢いちどあいたいと 胸むねが泣なく
愛いとしいあなた 忘わすれられずに
あふれる涙なみだ 止とまらない
あなたとanatato歩aruいたita 信濃路shinanojiをwo
一人hitoriでde歩aruけばkeba 冬fuyuのno雨ame
はぐれhagure鳥啼dorinaきながらkinagara霧kiriのno彼方kanataへhe飛toんでnde行yuくku
私watashiにはもうnihamou 帰kaeるru胸muneもないmonai
背中senakaがga濡nuれるreru 心kokoroもmo濡nuれるreru
幸shiawaせse遠tooいi 恋koiでしたdeshita
生iきてることさえkiterukotosae 辛tsuraくなるkunaru
思omoいi出deばかりのbakarino 信濃川shinanogawa
こぶしkobushi咲saくku夕暮yuuguれのからまつrenokaramatsu林hayashiにni陽hiがga落oちてchite
はらはらとharaharato 花hanaびらがbiraga降fuりかかるrikakaru
あなたのanatano胸muneにni 甘amaえたこともetakotomo
はかないhakanai夢yumeとto 消kiえてゆくeteyuku
心kokoroもmo命inochiもmo 一hitoつだとtsudato
二人futariでde誓chikaったtta 信濃宿shinanoyado
押oしshi寄yoせるseru寂sabiしさにshisani崩kuzuれそうですresoudesu一人hitoriではdeha
もうmou一度逢ichidoaいたいとitaito 胸muneがga泣naくku
愛itoしいあなたshiianata 忘wasuれられずにrerarezuni
あふれるafureru涙namida 止toまらないmaranai