胡乱うろんにくすんだ鳥籠とりかごの中なか
飛とぶ事ことを忘わすれたピンクのカナリア
古ふるびた扉とびらの錆さび付ついた鍵かぎ
砕くだいて溶とかして開ひらけば
月明つきあかり微かすかに 赤あかい爪つめ照てらした
踏ふみ出だせば容易たやすく崩くずれるペルソナ
開ひらかれた世界せかいは
吐はき気けがするほど美うつくしかった
この光ひかりの下した暴あばかれた黒くろい翼つばさ
笑わらってそっと広ひろげたなら
いま 走はしり出だした焦燥しょうそうは叫さけびとなり
答こたえをきっと導みちびくだろう
足元あしもと 散ちらばるパステルの羽はね
渇かわきが殺ころした幻想げんそう
ただそこに転ころがる この性せいと屍かばね
迷まよいは影かげとなり姿すがたを象かたどる
モノクロの願ねがいが
心地良ここちよく体からだを包つつむのなら
偽いつわりの果はて崩くずれ落おちた 空そら見上みあげて
君きみが放はなったその言葉ことばを
いま 響ひびき渡わたる雷鳴らいめいが鼓動こどうとなり
彼方かなたへきっと届とどけるだろう
やがて訪おとずれる静寂せいじゃくに怯おびえながら
それでもきっと歌うたうのだろう
胡乱uronにくすんだnikusunda鳥籠torikagoのno中naka
飛toぶbu事kotoをwo忘wasuれたretaピンクpinkuのnoカナリアkanaria
古furuびたbita扉tobiraのno錆saびbi付tsuいたita鍵kagi
砕kudaいてite溶toかしてkashite開hiraけばkeba
月明tsukiaかりkari微kasuかにkani 赤akaいi爪tsume照teらしたrashita
踏fuみmi出daせばseba容易tayasuくku崩kuzuれるreruペルソナperusona
開hiraかれたkareta世界sekaiはha
吐haきki気keがするほどgasuruhodo美utsukuしかったshikatta
このkono光hikariのno下shita暴abaかれたkareta黒kuroいi翼tsubasa
笑waraってそっとttesotto広hiroげたならgetanara
いまima 走hashiりri出daしたshita焦燥syousouはha叫sakeびとなりbitonari
答kotaえをきっとewokitto導michibiくだろうkudarou
足元ashimoto 散chiらばるrabaruパステルpasuteruのno羽hane
渇kawaきがkiga殺koroしたshita幻想gensou
ただそこにtadasokoni転koroがるgaru このkono性seiとto屍kabane
迷mayoいはiha影kageとなりtonari姿sugataをwo象katadoるru
モノクロmonokuroのno願negaいがiga
心地良kokochiyoくku体karadaをwo包tsutsuむのならmunonara
偽itsuwaりのrino果haてte崩kuzuれre落oちたchita 空sora見上miaげてgete
君kimiがga放hanaったそのttasono言葉kotobaをwo
いまima 響hibiきki渡wataるru雷鳴raimeiがga鼓動kodouとなりtonari
彼方kanataへきっとhekitto届todoけるだろうkerudarou
やがてyagate訪otozuれるreru静寂seijakuにni怯obiえながらenagara
それでもきっとsoredemokitto歌utaうのだろうunodarou