紙かみの舟ふねには 櫂かいはない
流ながれまかせで 梶かじもない
そっと浮うかべる 短冊たんざくに
おんなごころを 添そえましょう
恋こいしいあなたの あなたの胸むねに着つけ
恋文こいぶみ川がわは 渓流たにをゆく
募つのる思おもいを 詩うたにして
好すきという字じで 留とめました
逢あえる明日あしたが 来くるならば
恋こいの蛍ほたるが 翔とぶでしょう
笑顔えがおのわたしが わたしが見みえますか
恋文こいぶみ川がわは 里さとをゆく
一ひとつ二ふたつは 母ははの子こで
七ななつ八やっつは 父ちちの子こで
愛あいに背そむいて 旅立たびだって
二十才はたち過すぎたら 帰かえれない
恋こいしいあなたの あなたの胸むねに着つけ
恋文こいぶみ川がわは 街まちをゆく
紙kamiのno舟funeにはniha 櫂kaiはないhanai
流nagaれまかせでremakasede 梶kajiもないmonai
そっとsotto浮uかべるkaberu 短冊tanzakuにni
おんなごころをonnagokorowo 添soえましょうemasyou
恋koiしいあなたのshiianatano あなたのanatano胸muneにni着tsuけke
恋文koibumi川gawaはha 渓流taniをゆくwoyuku
募tsunoるru思omoいをiwo 詩utaにしてnishite
好suきというkitoiu字jiでde 留toめましたmemashita
逢aえるeru明日ashitaがga 来kuるならばrunaraba
恋koiのno蛍hotaruがga 翔toぶでしょうbudesyou
笑顔egaoのわたしがnowatashiga わたしがwatashiga見miえますかemasuka
恋文koibumi川gawaはha 里satoをゆくwoyuku
一hitoつtsu二futaつはtsuha 母hahaのno子koでde
七nanaつtsu八yaxtuつはtsuha 父chichiのno子koでde
愛aiにni背somuいてite 旅立tabidaってtte
二十才hatachi過suぎたらgitara 帰kaeれないrenai
恋koiしいあなたのshiianatano あなたのanatano胸muneにni着tsuけke
恋文koibumi川gawaはha 街machiをゆくwoyuku