ベランダに脱ぬぎ捨すてたふたつのサンダル
アパートに切きり取とられた狭せまい空そら
枯かれた言ことの葉はがトンビみたいに舞まう
白しろい息いきを怪獣かいじゅうみたいに吐はいた
沈しずんでいく重おもくなった体からだ
浮うかんでいく街まちの景色けしき
オレンジに照てらされた
君きみの影かげは忘わすれないように
もうきっと大丈夫だいじょうぶと抱だきしめながら
震ふるえていたのは僕ぼくの方かただった
冷つめたい風かぜが頬ほおを刺さすように吹ふいた
昨日きのうまでの季節きせつを追おい越こして
沈しずんでいくこの街まちの中なかで
手てを取とればまた笑わらえたかな
オレンジに照てらされた
君きみの影かげは離はなさないように
逃にげるように落おちていく夕焼ゆうやけが今いま
ふたつの影かげを溶とかして
オレンジに照てらされた
君きみの影かげはこの部屋へやにはもうなくて
こぼれ落おちそうな空そらを背せに記憶きおくのドア
鍵かぎをかけて歩あるいていくよ
ベランダberandaにni脱nuぎgi捨suてたふたつのtetafutatsunoサンダルsandaru
アパapaートtoにni切kiりri取toられたrareta狭semaいi空sora
枯kaれたreta言kotoのno葉haがgaトンビtonbiみたいにmitaini舞maうu
白shiroいi息ikiをwo怪獣kaijuuみたいにmitaini吐haいたita
沈shizuんでいくndeiku重omoくなったkunatta体karada
浮uかんでいくkandeiku街machiのno景色keshiki
オレンジorenjiにni照teらされたrasareta
君kimiのno影kageはha忘wasuれないようにrenaiyouni
もうきっとmoukitto大丈夫daijoubuとto抱daきしめながらkishimenagara
震furuえていたのはeteitanoha僕bokuのno方kataだったdatta
冷tsumeたいtai風kazeがga頬hooをwo刺saすようにsuyouni吹fuいたita
昨日kinouまでのmadeno季節kisetsuをwo追oいi越koしてshite
沈shizuんでいくこのndeikukono街machiのno中nakaでde
手teをwo取toればまたrebamata笑waraえたかなetakana
オレンジorenjiにni照teらされたrasareta
君kimiのno影kageはha離hanaさないようにsanaiyouni
逃niげるようにgeruyouni落oちていくchiteiku夕焼yuuyaけがkega今ima
ふたつのfutatsuno影kageをwo溶toかしてkashite
オレンジorenjiにni照teらされたrasareta
君kimiのno影kageはこのhakono部屋heyaにはもうなくてnihamounakute
こぼれkobore落oちそうなchisouna空soraをwo背seにni記憶kiokuのnoドアdoa
鍵kagiをかけてwokakete歩aruいていくよiteikuyo