にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
にゃんにゃんにゃん
にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
にゃんにゃんにゃん
にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
にゃんげん界かいの片隅かたすみの
ネコたち暮くらす小ちいさな町まち
ボクはシロ
俺おれはクロ
二人ふたり仲良なかよく、暮くらしているのにゃ~ にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
「クロぉ~、おにゃかすいたにゃ」
「またかよシロ。さっき飯めしやったろ」
「足たりにゃいにゃ。もっともっと食たべたいにゃ」
「ったく、少すこしは自分じぶんでも働はたらけよな」
川がわで魚さかなとるとか
濡ぬれるのは嫌いやにゃ
ネズミ捕つかまえるとか
素早すばやいから無理むりにゃ
ゴミ箱ばこ漁あさりなら
「問題もんだい外がいにゃ」
「じゃあどうすんだよ!」
「にゃしし。クロが二人分ふたりぶん働はたらくのにゃ!」
「舞台ぶたい上じょうで見みると、さらにやばたんな衣装いしょうだね、ゆっきー!」
「でも、衣装いしょうだけ良よくたって何なんにもならない」
「だね。衣装いしょうに負まけない芝居しばい、ぶちかましますか!」
「当あたり前まえ。そのための衣装いしょうなんだから」
にゃんげん界かいを西にしから東ひがし
旅たびして回まわるクールな男おとこ
「俺おれはノラ。さすらいの旅たびネコ」
「ノラ久ひさしぶり!」
「帰かえってきたのにゃー!」
「ノラ、お土産みやげはあるかにゃ?」
「そんなものはない!」
「自信満々じしんまんまん!」
「だが」
「だが?」
「土産みやげ話ばなしならあるぞ」
「話はなしで腹はらは膨ふくれにゃい」
「いいのか、ご馳走ちそうの話はなしだぞ」
「ご馳走ちそう!?」
どんな猫ねこも骨抜ほねぬきにする伝説でんせつの秘宝ひほう…
「その名なも【にぼし】!!」
「伝説でんせつの秘宝ひほう…にぃぼし」
「ズコーッ!」
「にぼし」
「にぃぼし食たべたいにゃ!」
「にぼしな」
「シロ、なにぬねのって言いってみろ」
「にゃにぃにゅにぇにょ」
「ズコーッ!」
「相変あいかわらずナ行ぎょうが苦手にがてだな」
「にぃがてじゃにゃい!」
「ほらな」
「むっくんのさすらいネコ、やばたん!」
「十じゅうちゃんがたくさん手伝てつだってくれたんだ。衣装いしょうも、とっても素敵すてきだし」
「だからこそ…」
「うん。お芝居しばいで返かえすよ、座長ざちょう」
「…わかってんじゃん」
「で、『にぼし』はどこに?」
「さかなの谷たにさ。危険きけんが多おおい場所ばしょだ、仲間なかまが必要ひつようだろう」
「にゃかま…」
「仲間なかまな」
「うん」
「大丈夫だいじょうぶ、仲間なかまのアテならある」
「よーし!にゃかまを集あつめて、さかにゃの谷たにへ、冒険ぼうけんに出発しゅっぱつにゃ!」
にゃんげん界かいの片隅かたすみの
小ちいさな町まちの大おおきな屋敷やしき
我輩わがはいはミケ
オイラはタマ
屋敷やしきに仕つかえる兄弟きょうだいネコにゃ~ にゃんにゃんにゃにゃんにゃん
「伝説でんせつのごちそう『にぼし』」?
「おいしそうにゃあ」
「にゃかまになって欲ほしいのにゃ」
「仲間なかまな」
「でもここにいれば、食料しょくりょうには困こまらないのにゃ」
「そうである。我輩わがはいらは狩かりもしたことないにゃ」
「ボクだって狩かりも釣つりもしたことにゃい!
残飯ざんぱん漁あさりも寝床ねどこ探さがしもしたことにゃい!
そんなボクでも、冒険ぼうけんはできるにゃ!」
「胸むね張はって言いうな!」
「かっこいい…」
「ズコーッ!」
「にゃっにゃっにゃ。いい話はなし聞きいちゃったにゃ」
「にぼしは俺おれたち先輩せんぱいネコがいただくにゃ」
「いつもオイラたちをいじめる悪わるい先輩せんぱいネコ!」
「さかなの谷たにね。行いくぞおめえら!」
「ニャー!」
「おい、あいつらに先さき越こされちまうぜ?」
「仕方しかたない。俺おれたちだけで行いこう!」
「待まつのである。これ以上いじょう、やつらの好すきにはさせにゃい」
「シロの言葉ことばも響ひびいたにゃ」
「じゃあ…」
「行いくのである」
「さかなの谷たに」
「そうこなくちゃにゃ!」
「よーし、にゃかまを加くわえて、さかにゃの谷たにへ向むかうのにゃ!」
「二人ふたりともやっぱすげー。自然しぜんと芝居しばいが引ひっ張ぱられる」
「てんまとたくさんいっしょに練習れんしゅうしたんだよ」
「悪わるくないリズムで来きてるじゃないか、座長ざちょう」
「アンタこそ主役しゅやくより脇役わきやくのほうが向むいてんじゃない?」
「今日きょうはその生意気なまいきを許ゆるしてやる。お前まえらは好すきにやれ」
「サンキューテンテン。行いこう、ゆっきー!」
「にゃー!」
「着ついたぞ、さかなの谷たにだ」
「よーし!で、にぼしはどこにあるんだ?」
「知しらん」
「ズコーッ!」
「伝説でんせつの秘宝ひほうだから誰だれも見みたことがない。
『にぼし』という言葉ことばだけが頼たよりだ」
「おいおい…」
「にぼし、にゃるほどにゃるほど、我輩わがはいわかったのである」
「おー!ミケわかったのか!」
「さすがミケ!」
「よし!みんな!ミケがわかったぞ!」
「にぼしね、にぼし。にぼしというのは、これのことであろう?」
「こけし!ミケ!それ、にぼしじゃなくてこけしだよ!にぼしだって」
「にぼしでない。にゃるほどにゃるほど」
「にぼし、あ、おいらわかったかも!」
「ダァ~~~!」
「にぼし」
「こぶし!それ、こぶしだよ、こぶしで殴なぐってくるな!に・ぼ・し!!」
「にぼし、タマ!あれのことじゃないかにゃ?せーの!」
「わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!」
「これ神輿しんよ!にーぼーし!ニャー!!」
「あ!あれじゃないか?ほら!よーしよしよしよし」
「にゃにゃにゃにゃ~ん」
「ネコジャラシ!もう、だいぶ前まえから『し』しか合あってないから!」
「まったく、みんなしょうがないにゃ。ボクが探さがしてくるにゃ」
「ん?」
「あー!このいい匂におい、にぃぼしに違ちがいないにゃ!」
「見みつけたのか、シロ!」「いい匂においだにゃ~。にぃぼし見みつけたにゃ~」
「まずい、それはマタタビだ!みんな離はなれろ!」
「にゃあ?」
目めが覚さめたらクロやノラに叱しかられるにゃ…
「働はたらくのは嫌きらいだけど、叱しかられるのはもっと嫌いやにゃ。
こうなったら一人ひとりでも、にぃぼしを探さがしに行いくしかにゃい。
にぃぼしを巡めぐる冒険ぼうけんに、出発しゅっぱつにゃ!」
「あの光ひかり…今度こんどこそにぃぼしに違ちがいないにゃ!
でも…崖がけだにゃ…。
普通ふつうのネコならひとっ飛とびだろうけど…。
ちゃんと狩かりの練習れんしゅうしとくべきだったにゃ…でも…。
にゃー!!」
「やったにゃ!やればできるのにゃ!クロに褒ほめてもらうにゃ!」
「シロ!!」
「クロォ~!」
「シロ、大丈夫だいじょうぶか?」
「にゃしし、にぃぼしを見みつけたにゃ」
「こんな崖がけ、よく飛とび降ふりたな…」
「ん~~。シロ、片手かたてじゃ引ひっ張ぱり上あげられない。
そのにぼしを捨すてて俺おれの手てに掴つかまれ」
「嫌いやにゃ!初はじめて自分じぶんの力ちからで捕つかまえた魚さかなだにゃ。
クロに、食たべてほしいのにゃ」
にぼしなんかいらない!
「魚さかなはこれからも俺おれがとってくるから!」
このにぃぼしを受うけ取とって欲ほしいのにゃ
「そのにぼしを捨すてて、俺おれの手てを取とれ!」
「それじゃいつまでたってもボクはクロのお荷物にもつのままにゃ」
「それでいいって。今いまさら何なに言いってんだ!」
「役立やくたたずのボクの手てなんか離はなすにゃ」
「離はなれさにゃい!お前まえが落おちたら俺おれは誰だれのためにエサを取とってくるんだ!」
「まさか崖がけのにぼしを取とりに行おこなけるネコがいるとはにゃあ」
「突つき落おとされたくにゃかったら、おとにゃしくそのにぼしを渡わたしにゃ」
「にゃあ、にゃあ、にゃあ」
「ミケ、さっきの!」
「了解りょうかいである!」
「にゃにゃにゃにゃーん」
「喰くらえ!長年ながねんの恨うらみ!」
「にゃああ~~!!」
「ミケー!」
「もういいだろ。お前まえはあの悪あくネコたちも飛とべなかった崖がけを飛とんだんだ。
にぼしを捨すててオレの手てを取とれ」
「狩かりも釣つりもしなくても、小言こごと言いわにゃい?」
「約束やくそくする」
「にゃああ~!!」
「…クロ、ありがとにゃん」
「ったく、急きゅうに無茶むちゃすんなよな」
「にぼしは手てに入はいらにゃかったが」
「悪わるい先輩せんぱいネコに仕返しかえしもできたし」
「シロも無事ぶじだしな。冒険ぼうけんとしちゃ悪わるくなかったか」
「にゃっしっし。じゃーん」
「にぼし!?」
「一いち匹ひきはすぐ懐ふところに入いれてたのにゃ」
「いや、だったらなおさらとっとと捨すてろよ!」
「これで、クロにずっと狩かりに出でてもらえるにゃー」
芝居しばいも衣装いしょうも妥協だきょうしなくて良よかった
「力ちからを合あわせると、想像そうぞうできないところまで来きられる」
舞台ぶたいに仲間なかまがいると、こんなに熱あつくなる。
「夏なつ組ぐみ、最高さいこうすぎ」
「幸ゆきくん」
「かず」
「浸ひたってんなよ。ラストいくぞ」
「座長ざちょうはアンタじゃないから」
「よーし、行いこうゆっきー!」
にゃんにゃんにゃにゃんにゃんnyannyannyanyannyan
にゃんにゃんにゃんnyannyannyan
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にゃんにゃんにゃんnyannyannyan
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にゃんげんnyangen界kaiのno片隅katasumiのno
ネコnekoたちtachi暮kuらすrasu小chiiさなsana町machi
ボクbokuはhaシロshiro
俺oreはhaクロkuro
二人futari仲良nakayoくku、暮kuらしているのにゃrashiteirunonya~ にゃんにゃんにゃにゃんにゃんnyannyannyanyannyan
「クロkuroぉo~、おにゃかすいたにゃonyakasuitanya」
「またかよmatakayoシロshiro。さっきsakki飯meshiやったろyattaro」
「足taりにゃいにゃrinyainya。もっともっとmottomotto食taべたいにゃbetainya」
「ったくttaku、少sukoしはshiha自分jibunでもdemo働hataraけよなkeyona」
川gawaでde魚sakanaとるとかtorutoka
濡nuれるのはrerunoha嫌iyaにゃnya
ネズミnezumi捕tsukaまえるとかmaerutoka
素早subayaいからikara無理muriにゃnya
ゴミgomi箱bako漁asaりならrinara
「問題mondai外gaiにゃnya」
「じゃあどうすんだよjaadousundayo!」
「にゃししnyashishi。クロkuroがga二人分futaribun働hataraくのにゃkunonya!」
「舞台butai上jouでde見miるとruto、さらにやばたんなsaraniyabatanna衣装isyouだねdane、ゆっきyukkiー!」
「でもdemo、衣装isyouだけdake良yoくたってkutatte何nanにもならないnimonaranai」
「だねdane。衣装isyouにni負maけないkenai芝居shibai、ぶちかましますかbuchikamashimasuka!」
「当aたりtari前mae。そのためのsonotameno衣装isyouなんだからnandakara」
にゃんげんnyangen界kaiをwo西nishiからkara東higashi
旅tabiしてshite回mawaるruクkuールruなna男otoko
「俺oreはhaノラnora。さすらいのsasuraino旅tabiネコneko」
「ノラnora久hisaしぶりshiburi!」
「帰kaeってきたのにゃttekitanonyaー!」
「ノラnora、おo土産miyageはあるかにゃhaarukanya?」
「そんなものはないsonnamonohanai!」
「自信満々jishinmanman!」
「だがdaga」
「だがdaga?」
「土産miyage話banashiならあるぞnaraaruzo」
「話hanashiでde腹haraはha膨fukuれにゃいrenyai」
「いいのかiinoka、ごgo馳走chisouのno話hanashiだぞdazo」
「ごgo馳走chisou!?」
どんなdonna猫nekoもmo骨抜honenuきにするkinisuru伝説densetsuのno秘宝hihou…
「そのsono名naもmo【にぼしniboshi】!!」
「伝説densetsuのno秘宝hihou…にぃぼしnyiboshi」
「ズコzukoーッxtu!」
「にぼしniboshi」
「にぃぼしnyiboshi食taべたいにゃbetainya!」
「にぼしなniboshina」
「シロshiro、なにぬねのってnaninunenotte言iってみろttemiro」
「にゃにぃにゅにぇにょnyanyinyunyenyo」
「ズコzukoーッxtu!」
「相変aikaわらずwarazuナna行gyouがga苦手nigateだなdana」
「にぃがてじゃにゃいnyigatejanyai!」
「ほらなhorana」
「むっくんのさすらいmukkunnosasuraiネコneko、やばたんyabatan!」
「十juuちゃんがたくさんchangatakusan手伝tetsudaってくれたんだttekuretanda。衣装isyouもmo、とってもtottemo素敵sutekiだしdashi」
「だからこそdakarakoso…」
「うんun。おo芝居shibaiでde返kaeすよsuyo、座長zachou」
「…わかってんじゃんwakattenjan」
「でde、『にぼしniboshi』はどこにhadokoni?」
「さかなのsakanano谷taniさsa。危険kikenがga多ooいi場所basyoだda、仲間nakamaがga必要hitsuyouだろうdarou」
「にゃかまnyakama…」
「仲間nakamaなna」
「うんun」
「大丈夫daijoubu、仲間nakamaのnoアテateならあるnaraaru」
「よyoーしshi!にゃかまをnyakamawo集atsuめてmete、さかにゃのsakanyano谷taniへhe、冒険boukenにni出発syuppatsuにゃnya!」
にゃんげんnyangen界kaiのno片隅katasumiのno
小chiiさなsana町machiのno大ooきなkina屋敷yashiki
我輩wagahaiはhaミケmike
オイラoiraはhaタマtama
屋敷yashikiにni仕tsukaえるeru兄弟kyoudaiネコnekoにゃnya~ にゃんにゃんにゃにゃんにゃんnyannyannyanyannyan
「伝説densetsuのごちそうnogochisou『にぼしniboshi』」?
「おいしそうにゃあoishisounyaa」
「にゃかまになってnyakamaninatte欲hoしいのにゃshiinonya」
「仲間nakamaなna」
「でもここにいればdemokokoniireba、食料syokuryouにはniha困komaらないのにゃranainonya」
「そうであるsoudearu。我輩wagahaiらはraha狩kaりもしたことないにゃrimoshitakotonainya」
「ボクbokuだってdatte狩kaりもrimo釣tsuりもしたことにゃいrimoshitakotonyai!
残飯zanpan漁asaりもrimo寝床nedoko探sagaしもしたことにゃいshimoshitakotonyai!
そんなsonnaボクbokuでもdemo、冒険boukenはできるにゃhadekirunya!」
「胸mune張haってtte言iうなuna!」
「かっこいいkakkoii…」
「ズコzukoーッxtu!」
「にゃっにゃっにゃnyannyannya。いいii話hanashi聞kiいちゃったにゃichattanya」
「にぼしはniboshiha俺oreたちtachi先輩senpaiネコnekoがいただくにゃgaitadakunya」
「いつもitsumoオイラoiraたちをいじめるtachiwoijimeru悪waruいi先輩senpaiネコneko!」
「さかなのsakanano谷taniねne。行iくぞおめえらkuzoomeera!」
「ニャnyaー!」
「おいoi、あいつらにaitsurani先saki越koされちまうぜsarechimauze?」
「仕方shikataないnai。俺oreたちだけでtachidakede行iこうkou!」
「待maつのであるtsunodearu。これkore以上ijou、やつらのyatsurano好suきにはさせにゃいkinihasasenyai」
「シロshiroのno言葉kotobaもmo響hibiいたにゃitanya」
「じゃあjaa…」
「行iくのであるkunodearu」
「さかなのsakanano谷tani」
「そうこなくちゃにゃsoukonakuchanya!」
「よyoーしshi、にゃかまをnyakamawo加kuwaえてete、さかにゃのsakanyano谷taniへhe向muかうのにゃkaunonya!」
「二人futariともやっぱすげtomoyappasugeー。自然shizenとto芝居shibaiがga引hiっxtu張paられるrareru」
「てんまとたくさんいっしょにtenmatotakusanissyoni練習rensyuuしたんだよshitandayo」
「悪waruくないkunaiリズムrizumuでde来kiてるじゃないかterujanaika、座長zachou」
「アンタantaこそkoso主役syuyakuよりyori脇役wakiyakuのほうがnohouga向muいてんじゃないitenjanai?」
「今日kyouはそのhasono生意気namaikiをwo許yuruしてやるshiteyaru。おo前maeらはraha好suきにやれkiniyare」
「サンキュsankyuーテンテンtenten。行iこうkou、ゆっきyukkiー!」
「にゃnyaー!」
「着tsuいたぞitazo、さかなのsakanano谷taniだda」
「よyoーしshi!でde、にぼしはどこにあるんだniboshihadokoniarunda?」
「知shiらんran」
「ズコzukoーッxtu!」
「伝説densetsuのno秘宝hihouだからdakara誰dareもmo見miたことがないtakotoganai。
『にぼしniboshi』というtoiu言葉kotobaだけがdakega頼tayoりだrida」
「おいおいoioi…」
「にぼしniboshi、にゃるほどにゃるほどnyaruhodonyaruhodo、我輩wagahaiわかったのであるwakattanodearu」
「おoー!ミケmikeわかったのかwakattanoka!」
「さすがsasugaミケmike!」
「よしyoshi!みんなminna!ミケmikeがわかったぞgawakattazo!」
「にぼしねniboshine、にぼしniboshi。にぼしというのはniboshitoiunoha、これのことであろうkorenokotodearou?」
「こけしkokeshi!ミケmike!それsore、にぼしじゃなくてこけしだよniboshijanakutekokeshidayo!にぼしだってniboshidatte」
「にぼしでないniboshidenai。にゃるほどにゃるほどnyaruhodonyaruhodo」
「にぼしniboshi、あa、おいらわかったかもoirawakattakamo!」
「ダァdaa~~~!」
「にぼしniboshi」
「こぶしkobushi!それsore、こぶしだよkobushidayo、こぶしでkobushide殴naguってくるなttekuruna!にni・ぼbo・しshi!!」
「にぼしniboshi、タマtama!あれのことじゃないかにゃarenokotojanaikanya?せseーのno!」
「わっしょいwassyoi!わっしょいwassyoi!わっしょいwassyoi!わっしょいwassyoi!」
「これkore神輿shinyo!にniーぼboーしshi!ニャnyaー!!」
「あa!あれじゃないかarejanaika?ほらhora!よyoーしよしよしよしshiyoshiyoshiyoshi」
「にゃにゃにゃにゃnyanyanyanya~んn」
「ネコジャラシnekojarashi!もうmou、だいぶdaibu前maeからkara『しshi』しかshika合aってないからttenaikara!」
「まったくmattaku、みんなしょうがないにゃminnasyouganainya。ボクbokuがga探sagaしてくるにゃshitekurunya」
「んn?」
「あaー!このいいkonoii匂nioいi、にぃぼしにnyiboshini違chigaいないにゃinainya!」
「見miつけたのかtsuketanoka、シロshiro!」「いいii匂nioいだにゃidanya~。にぃぼしnyiboshi見miつけたにゃtsuketanya~」
「まずいmazui、それはsorehaマタタビmatatabiだda!みんなminna離hanaれろrero!」
「にゃあnyaa?」
目meがga覚saめたらmetaraクロkuroやyaノラnoraにni叱shikaられるにゃrarerunya…
「働hataraくのはkunoha嫌kiraいだけどidakedo、叱shikaられるのはもっとrarerunohamotto嫌iyaにゃnya。
こうなったらkounattara一人hitoriでもdemo、にぃぼしをnyiboshiwo探sagaしにshini行iくしかにゃいkushikanyai。
にぃぼしをnyiboshiwo巡meguるru冒険boukenにni、出発syuppatsuにゃnya!」
「あのano光hikari…今度kondoこそにぃぼしにkosonyiboshini違chigaいないにゃinainya!
でもdemo…崖gakeだにゃdanya…。
普通futsuuのnoネコnekoならひとっnarahitoxtu飛toびだろうけどbidaroukedo…。
ちゃんとchanto狩kaりのrino練習rensyuuしとくべきだったにゃshitokubekidattanya…でもdemo…。
にゃnyaー!!」
「やったにゃyattanya!やればできるのにゃyarebadekirunonya!クロkuroにni褒hoめてもらうにゃmetemoraunya!」
「シロshiro!!」
「クロォkuroo~!」
「シロshiro、大丈夫daijoubuかka?」
「にゃししnyashishi、にぃぼしをnyiboshiwo見miつけたにゃtsuketanya」
「こんなkonna崖gake、よくyoku飛toびbi降fuりたなritana…」
「んn~~。シロshiro、片手katateじゃja引hiっxtu張paりri上aげられないgerarenai。
そのにぼしをsononiboshiwo捨suててtete俺oreのno手teにni掴tsukaまれmare」
「嫌iyaにゃnya!初hajiめてmete自分jibunのno力chikaraでde捕tsukaまえたmaeta魚sakanaだにゃdanya。
クロkuroにni、食taべてほしいのにゃbetehoshiinonya」
にぼしなんかいらないniboshinankairanai!
「魚sakanaはこれからもhakorekaramo俺oreがとってくるからgatottekurukara!」
このにぃぼしをkononyiboshiwo受uけke取toってtte欲hoしいのにゃshiinonya
「そのにぼしをsononiboshiwo捨suててtete、俺oreのno手teをwo取toれre!」
「それじゃいつまでたってもsorejaitsumadetattemoボクbokuはhaクロkuroのおnoo荷物nimotsuのままにゃnomamanya」
「それでいいってsoredeiitte。今imaさらsara何nani言iってんだttenda!」
「役立yakutaたずのtazunoボクbokuのno手teなんかnanka離hanaすにゃsunya」
「離hanareさにゃいsanyai!おo前maeがga落oちたらchitara俺oreはha誰dareのためにnotameniエサesaをwo取toってくるんだttekurunda!」
「まさかmasaka崖gakeのにぼしをnoniboshiwo取toりにrini行okonaけるkeruネコnekoがいるとはにゃあgairutohanyaa」
「突tsuきki落oとされたくにゃかったらtosaretakunyakattara、おとにゃしくそのにぼしをotonyashikusononiboshiwo渡wataしにゃshinya」
「にゃあnyaa、にゃあnyaa、にゃあnyaa」
「ミケmike、さっきのsakkino!」
「了解ryoukaiであるdearu!」
「にゃにゃにゃにゃnyanyanyanyaーんn」
「喰kuらえrae!長年naganenのno恨uraみmi!」
「にゃああnyaaa~~!!」
「ミケmikeー!」
「もういいだろmouiidaro。おo前maeはあのhaano悪akuネコnekoたちもtachimo飛toべなかったbenakatta崖gakeをwo飛toんだんだndanda。
にぼしをniboshiwo捨suててteteオレoreのno手teをwo取toれre」
「狩kaりもrimo釣tsuりもしなくてもrimoshinakutemo、小言kogoto言iわにゃいwanyai?」
「約束yakusokuするsuru」
「にゃああnyaaa~!!」
「…クロkuro、ありがとにゃんarigatonyan」
「ったくttaku、急kyuuにni無茶muchaすんなよなsunnayona」
「にぼしはniboshiha手teにni入haiらにゃかったがranyakattaga」
「悪waruいi先輩senpaiネコnekoにni仕返shikaeしもできたしshimodekitashi」
「シロshiroもmo無事bujiだしなdashina。冒険boukenとしちゃtoshicha悪waruくなかったかkunakattaka」
「にゃっしっしnyasshisshi。じゃjaーんn」
「にぼしniboshi!?」
「一ichi匹hikiはすぐhasugu懐futokoroにni入iれてたのにゃretetanonya」
「いやiya、だったらなおさらとっととdattaranaosaratottoto捨suてろよteroyo!」
「これでkorede、クロkuroにずっとnizutto狩kaりにrini出deてもらえるにゃtemoraerunyaー」
芝居shibaiもmo衣装isyouもmo妥協dakyouしなくてshinakute良yoかったkatta
「力chikaraをwo合aわせるとwaseruto、想像souzouできないところまでdekinaitokoromade来kiられるrareru」
舞台butaiにni仲間nakamaがいるとgairuto、こんなにkonnani熱atsuくなるkunaru。
「夏natsu組gumi、最高saikouすぎsugi」
「幸yukiくんkun」
「かずkazu」
「浸hitaってんなよttennayo。ラストrasutoいくぞikuzo」
「座長zachouはhaアンタantaじゃないからjanaikara」
「よyoーしshi、行iこうゆっきkouyukkiー!」