撫なでるように通とおり過すぎてゆく影かげ 数かぞえる
窓まどの外そとを遠とおい景色けしきが 流ながれてゆく
明あかりをつけたまま 朝あさを待まつ夜よるに
網戸あみど越ごしに鳴ないている 誰だれかの声こえ
あの人ひとの見みていた 景色けしきを探さがす
ほんとうのことは…?
嬉うれしいも悲かなしいも 怖こわいことも可笑おかしいも
全部ぜんぶ ガラスの瓶びんの中なかのこと
失うしないながら 進すすみ変かわってゆく
私わたしのこの身体からだと 雲くものかたち
言葉ことばを知しるたびに 色いろづいてしまう
ほんとうのことは…?
息いきを止とめて潜もぐる 明あけ方がたの空そら
こだまの中なか 今いま 泳およぎ進すすむ
撫naでるようにderuyouni通tooりri過suぎてゆくgiteyuku影kage 数kazoえるeru
窓madoのno外sotoをwo遠tooいi景色keshikiがga 流nagaれてゆくreteyuku
明aかりをつけたままkariwotsuketamama 朝asaをwo待maつtsu夜yoruにni
網戸amido越goしにshini鳴naいているiteiru 誰dareかのkano声koe
あのano人hitoのno見miていたteita 景色keshikiをwo探sagaすsu
ほんとうのことはhontounokotoha…?
嬉ureしいもshiimo悲kanaしいもshiimo 怖kowaいこともikotomo可笑okaしいもshiimo
全部zenbu ガラスgarasuのno瓶binのno中nakaのことnokoto
失ushinaいながらinagara 進susuみmi変kaわってゆくwatteyuku
私watashiのこのnokono身体karadaとto 雲kumoのかたちnokatachi
言葉kotobaをwo知shiるたびにrutabini 色iroづいてしまうduiteshimau
ほんとうのことはhontounokotoha…?
息ikiをwo止toめてmete潜moguるru 明aけke方gataのno空sora
こだまのkodamano中naka 今ima 泳oyoぎgi進susuむmu