イルミネーションと自由意志 歌詞 あべりょう ふりがな付

イルミネーションのなかの二人ふたりは眩まぶしさで人目ひとめも気きにならずに

脳のうが興奮こうふんし鼓動こどうを早はやめそれを「好すき」のドキドキと誤認ごにんした

科学的かがくてきにボクらの感情かんじょうに「自由じゆうな意思いし」なんか一ひとつもない

生存せいぞんと繁殖はんしょくの確率かくりつを計算けいさんする生化学せいかがく的てきメカニズム

それでも今いままでボクの感情かんじょうを自分じぶん以上いじょうに理解りかいする

外部がいぶデバイスが無なかったから自由じゆうな感情かんじょうだと思おもえた

ビックデータとバイオがボクの感情かんじょうを可視かし化かしシェアしたら

「ボクは自由じゆうだ!」と言いえるだろうか?嘘泣うそなきも作つくり笑わらいも無ない世界せかいで

意思いし決定けっていの権限けんげんがボクからコンピューターへ移譲いじょうされて

ボクの自由意志じゆういしという幻想げんそうが崩くずれ去さる

移植いしょくされたバイオセンサー24時間じかん体内たいないを監視かんしして

イルミネーションみたいにボクのカラダを照てらす

パソコンのウィルスソフトが「ウィルス検知けんち」「駆除くじょした」と告つげるように

「がん細胞さいぼうを2個こ発見はっけん」「駆除くじょした」とAIが言いう

健康けんこうと引ひき換かえにしてボクが自由じゆうを全すべて明渡あけわたしても

とにかく死しなない方ほうへともがきながら走はしるだろう

自由じゆうも感情かんじょうも売うり払はらってもボクは生いきてみせる