黒い息 歌詞 Ran ふりがな付

瞬間しゅんかん以外いがいのことに目めを向むけると涙なみだがこぼれ落おちてく
何なにかと理由りゆうをつけ説明せつめいを求もとめる者ものは腐くさっている

逃にげ込こんだと思おもってた
そこは底そこなし光ひかりない沼ぬま
口くちに出だしていくのは
黒くろい息いきを吐はくことになる

壁かべに向むき合あう君きみは涙なみだを濡ぬらして
風かぜに逆さからう僕ぼくは僕ぼくを誇ほこれない

どこに落おとしたのか分わからなくなるから僕ぼくに近付ちかづくな
ああなれこうなれと理想りそうを高たかめてゆく者ものは消きえちまえ

逃にげ込こんだと思おもってた
やっと孤独こどくに溺おぼれれる場所ばしょ
ひとつだけの灯あかりさえ
今いまは僕ぼくを蝕むしばんでゆく

壁かべを羨うらやむことに憎にくらしさを覚おぼえ
そこにしか力ちからを見出みだせない僕ぼくは腐くさっている

壁かべに向むき合あう君きみは涙なみだを濡ぬらして
風かぜに逆さからう僕ぼくは僕ぼくを誇ほこれない