サマーグラビティ 歌詞 三月のパンタシア ふりがな付

教室きょうしつがまどろんでいる 陽ひに焼やけたノート 答こたえのない問題もんだい
あいまいな日常にちじょう風景ふうけい 君きみの輪郭りんかくだけが鮮明せんめい
飲のみ切きれないほどの日々ひび 甘酸あまずっぱいシェイク この夏限定なつげんていの
油断ゆだんしていたら消きえていく それは蜃気楼しんきろうのように

きっとスタート合図あいずはもっと前まえから鳴なっていて
周回しゅうかい遅おくれの感情かんじょうが今いま、目指めざすは水平線すいへいせんへ

もう夏なつの重力じゅうりょくに体からだが溶とかされないように海岸かいがんまで走はしった
不安ふあんも焦燥感しょうそうかんも脱ぬぎ去さって裸足はだしで駆かけてゆく
もう君きみの引力いんりょくを抜ぬけ出だすことはきっときっとできないから
夕景ゆうけいと群青ぐんじょうが入いり混まじってるぐちゃぐちゃな空そらに
ただ叫さけんだ

ノイズ混まじりのラジオ また最高さいこう気温きおん 例年れいねんより上昇じょうしょう
前日比ぜんじつひ 0.3℃ど 恋こいが熱あつくなったみたいだ
読よみかけの推理すいり小説しょうせつ 複雑怪奇ふくざつかいき まだ謎なぞは解とけない
延滞えんたいできそうにもないよ 夏なつは立たち止どまってくれない

ほんの少すこしだけの勇気ゆうきと語彙力ごいりょくがあれば
感動的かんどうてきなセリフでさ 伝つたえられたのにな

もう夏なつの重力じゅうりょくに体からだが溶とかされないように海岸かいがんまで走はしった
退屈たいくつな景色けしき 昨日きのうとは明あきらかに違ちがう
もう君きみの引力いんりょくを抜ぬけ出だすことはきっときっとできないから
単純たんじゅんで難解なんかいな問といかけ 見みつけたその答こたえを
ただ叫さけんだ

汚よごれたシューズで駆かけ出だした衝動しょうどう 一方いっぽう通行つうこう
引ひき返かえすことはできない
君きみの想おもいより1秒びょう先さきに波打なみうち際ぎわへ飛とび込こんだ

今いま、風かぜに化ばけてゆく 錆さびついた体からだ・心こころ 全身ぜんしんゼロになって
何なんにもない日々ひびを追おい越こして明日あしたへ手てを伸のばす

もう夏なつの重力じゅうりょくに体からだが溶とかされないように海岸かいがんまで走はしった
不安ふあんも焦燥感しょうそうかんも脱ぬぎ去さって裸足はだしで駆かけてゆく
もう君きみの引力いんりょくを抜ぬけ出だすことはきっときっとできないから
夕景ゆうけいと群青ぐんじょうが入いり混まじってるぐちゃぐちゃな空そらを見み下おろして

単純たんじゅんで難解なんかいな問といかけ 見みつけたその答こたえを
ただ叫さけんだ