大人になる前に 歌詞 小林柊矢 ふりがな付

卒業式そつぎょうしきの写真しゃしんの僕ぼくと
ふと目めが合あった
生意気なまいきそうにこっちを見みていた
怖こわいもの知しらずの視線しせんの先さきに
どんな夢ゆめ描えがいていたのだろう
今いまはもう思おもい出だせない

君きみが選えらんでゆく
いくつもの分わかれ道みち
見果みはてぬ希望きぼうと
多おおくの挫折ざせつが
両りょう手てを広ひろげ
微笑ほほえみながら待まっている

おめでとう
おめでとう
明日あしたから新あたらしい旅たびが始はじまるんだ
君きみが歩あるいてく遥はるか未来みらい
そこに僕ぼくがいる

この後あと君きみは初はじめて
大好だいすきな人ひとに出会であうだろう
眠ねむれない日々ひびが続つづいてく
張はり裂さけるほどの
想おもいはやがて
残酷ざんこくに裏切うらぎられ砕くだけ散ちって
初はじめて"愛あい"を知しるんだ

親おやを煙けむたがって
反抗はんこうしてみたり
大切たいせつな友ともを裏切うらぎったり
傷きずを負おうたび
君きみは大人おとなになる

ねえ
今いまの僕ぼくは強つよくなったって言いえるのかな
君きみに誇ほこれる大人おとなになったって言いえるのかな
失敗しっぱいしたりつまずくたびに
臆病おくびょうになってゆくけど
写真しゃしんの中なかの君きみが言いうんだ
「諦あきらめるのはまだ早はやい」

ありがとう
ありがとう
幼おさない君きみに励はげまされるなんて
また夢ゆめを追おいかけて走はしり出だすよ
だって君きみもいる

おめでとう
おめでとう
明日あしたから新あたらしい旅たびが始はじまるんだ
君きみが歩あるいてく遥はるか未来みらい
そこに僕ぼくがいる

僕ぼくはここで待まってる