日時計ひどけいの針はり 真円しんえんの月つき
確かくたるものさえ ファンタズマゴリーなのか
アルバムの写真しゃしん 昨日きのうの日記にっき
両親りょうしんを名乗なのる 見みたことの無ない二人ふたり
かつて いたという私わたし
かつて いなかったという証あかし
冷さめないまま 夢ゆめは現実げんじつになってゆく
何なにかが違ちがうまま 違ちがわなくなってゆく
箱はこの猫ねこも 白しろい鴉からすもいないのなら
私わたしが違ちがうのかな
辺獄へんごくの地ちへ堕おちてゆく
堕おちてゆく
業病ごうびょうの折おり 酸欠さんけつの街まち
昔むかしの話はなしは小説しょうせつのように消きゆ
積つみ上あげたものを崩くずされたような
悲かなしみすら無なく 肉体にくたいを拒こばんでいる
夕刻ゆうこく 帰路きろのレンガ道みち
ひとつ 確たしかに輪郭りんかくを見みた
あなたがいた
透明とうめいに色いろが咲さいてゆく
燃もえ盛さかる教会きょうかいのステンドグラスのように
私わたしにただ一ひとつ信仰しんこうがあるのなら
神様かみさまの奇蹟きせきじゃない
「あなたの事ことを愛あいしてる」
初雪はつゆきの日ひ 青あおい夜空よぞら
街灯まちあかり あなたの手ての温度おんど
コーヒーの匂におい
大切たいせつな思おもい出でたち
幸しあわせのみちゆきに光ひかりあれ
まだ届とどかない星空ほしぞらの向むこう
愛あいという未知みちのセオリー
眠ねむる私わたしの中なかに答こたえはあった
日時計hidokeiのno針hari 真円shinenのno月tsuki
確kakuたるものさえtarumonosae ファンタズマゴリfantazumagoriーなのかnanoka
アルバムarubamuのno写真syashin 昨日kinouのno日記nikki
両親ryoushinをwo名乗nanoるru 見miたことのtakotono無naいi二人futari
かつてkatsute いたというitatoiu私watashi
かつてkatsute いなかったというinakattatoiu証akashi
冷saめないままmenaimama 夢yumeはha現実genjitsuになってゆくninatteyuku
何naniかがkaga違chigaうままumama 違chigaわなくなってゆくwanakunatteyuku
箱hakoのno猫nekoもmo 白shiroいi鴉karasuもいないのならmoinainonara
私watashiがga違chigaうのかなunokana
辺獄hengokuのno地chiへhe堕oちてゆくchiteyuku
堕oちてゆくchiteyuku
業病goubyouのno折ori 酸欠sanketsuのno街machi
昔mukashiのno話hanashiはha小説syousetsuのようにnoyouni消kiゆyu
積tsuみmi上aげたものをgetamonowo崩kuzuされたようなsaretayouna
悲kanaしみすらshimisura無naくku 肉体nikutaiをwo拒kobaんでいるndeiru
夕刻yuukoku 帰路kiroのnoレンガrenga道michi
ひとつhitotsu 確tashiかにkani輪郭rinkakuをwo見miたta
あなたがいたanatagaita
透明toumeiにni色iroがga咲saいてゆくiteyuku
燃moえe盛sakaるru教会kyoukaiのnoステンドグラスsutendogurasuのようにnoyouni
私watashiにただnitada一hitoつtsu信仰shinkouがあるのならgaarunonara
神様kamisamaのno奇蹟kisekiじゃないjanai
「あなたのanatano事kotoをwo愛aiしてるshiteru」
初雪hatsuyukiのno日hi 青aoいi夜空yozora
街灯machiakaりri あなたのanatano手teのno温度ondo
コkoーヒhiーのno匂nioいi
大切taisetsuなna思omoいi出deたちtachi
幸shiawaせのみちゆきにsenomichiyukini光hikariあれare
まだmada届todoかないkanai星空hoshizoraのno向muこうkou
愛aiというtoiu未知michiのnoセオリseoriー
眠nemuるru私watashiのno中nakaにni答kotaえはあったehaatta