はないちもんめ 歌詞 のうじょうりえ ふりがな付

温あたたかいスープに冷つめたいパンを運はこぶ
ふやけたお菓子かし こぼれたコーヒー
机つくえの上うえはまるでわたし

あの子こができる当あたり前まえさえ
ちゃんとできずに横よこ目めで見みてる
家いえを出でなくちゃ 釘くぎで打うたれた
椅子いすに張はり付ついた 体からだは動うごかない
まだかまだかと 追おい打うつ言葉ことば
とんかちみたく更さらに深ふかく
今日きょうはもう休やすもう できたらいいのにね

はないちもんめ 上横うえよこ見みたら
あの子こが欲ほしい この子こが欲ほしい
足たりないもので満みたされていた
手持てもち無沙汰ぶさたで降参こうさんです
悲かなしさ悔くやしさ 仲良なかよしさんね
肩かたを並ならべて帰かえりましょう

知しってしまったら怖こわかった
誰だれも彼かれも大おおきく見みえた
体育たいいく座ずわりが上手じょうずになった
日々ひびの憂鬱ゆううつが押おしては引ひいて
昨日きのうと今日きょうで違ちがう自分じぶん
そんな遊あそびはやめたいね

はないちもんめ 話はなして揉ためて
あの子こが欲ほしい この子こが欲ほしい
どこにいるの 良いい子こな君きみは
そろそろいいから出でておいで
鬼おにが来くる前まえに見みつけてあげる
振ふり返かえらずに帰かえりましょう

はないちもんめ 腹はらの中なかでは
あの子こはいらない この子こもいらない
粗探あらさがしごっこ 間違まちがい探さがし
そんな遊あそびもやめたいね

はないちもんめ おあいこさんね
あの子こが欲ほしい この子こが欲ほしがるものが
なにもなくてもいいから 自分じぶんの事ことを求もとめてあげて
人ひとに価値かちを決きめさせてやるな
迷子まいごにならずに帰かえりましょう