あんたになんか
惚ほれてしまったばっかりに
海猫うみねこを見みつめて暮くらす女おんなとなった
何処どこへでも行おこなけるようにまとめた荷物にもつ
ころがして 腰こしかけて 涙なみだぐむ
おまえになんか
夢ゆめを託たくしたばっかりに
酔よいどれの真似まねして眠ねむる男おとこになった
水割みずわりで酔よえる間あいだはよかったけれど
生きの酒ざけを 一息ひといきに 流ながし込こむ
扉とびらのすき間まから 流行はやり歌うた
季節きせつの変かわりの にわか雨あめ
男おとこと女おんなの 男おとこと女おんなの
港町みなとまち三さん文もんオペラ
あんたはやっぱり
どこか甘あまえていいかげん
ガラあきのシネマのようにしらけてしまう
ここよりももっと北きたへと地図ちずなど眺ながめ
ためいきをつくだけの昼下ひるさがり
おまえはやっぱり
逃にげるばかりの人生じんせいを
落着おちついて暮くらせる夢ゆめをこわしてばかり
北きたへ行ゆく汽車きしゃの切符きっぷを奪うばって捨すてて
もう此処ここで終おわりだと抱だきよせる
イカ焼やく匂においだけ 露地ろじにあり
汽笛きてきをかき消けす 波なみの音おと
男おとこと女おんなの 男おとこと女おんなの
港町みなとまち三さん文もんオペラ
あんたになんかantaninanka
惚hoれてしまったばっかりにreteshimattabakkarini
海猫uminekoをwo見miつめてtsumete暮kuraすsu女onnaとなったtonatta
何処dokoへでもhedemo行okonaけるようにまとめたkeruyounimatometa荷物nimotsu
ころがしてkorogashite 腰koshiかけてkakete 涙namidaぐむgumu
おまえになんかomaeninanka
夢yumeをwo託takuしたばっかりにshitabakkarini
酔yoいどれのidoreno真似maneしてshite眠nemuるru男otokoになったninatta
水割mizuwaりでride酔yoえるeru間aidaはよかったけれどhayokattakeredo
生kiのno酒zakeをwo 一息hitoikiにni 流nagaしshi込koむmu
扉tobiraのすきnosuki間maからkara 流行hayaりri歌uta
季節kisetsuのno変kawaりのrino にわかniwaka雨ame
男otokoとto女onnaのno 男otokoとto女onnaのno
港町minatomachi三san文monオペラopera
あんたはやっぱりantahayappari
どこかdokoka甘amaえていいかげんeteiikagen
ガラgaraあきのakinoシネマshinemaのようにしらけてしまうnoyounishiraketeshimau
ここよりももっとkokoyorimomotto北kitaへとheto地図chizuなどnado眺nagaめme
ためいきをつくだけのtameikiwotsukudakeno昼下hirusaがりgari
おまえはやっぱりomaehayappari
逃niげるばかりのgerubakarino人生jinseiをwo
落着ochitsuいてite暮kuraせるseru夢yumeをこわしてばかりwokowashitebakari
北kitaへhe行yuくku汽車kisyaのno切符kippuをwo奪ubaってtte捨suててtete
もうmou此処kokoでde終owaりだとridato抱daきよせるkiyoseru
イカika焼yaくku匂nioいだけidake 露地rojiにありniari
汽笛kitekiをかきwokaki消keすsu 波namiのno音oto
男otokoとto女onnaのno 男otokoとto女onnaのno
港町minatomachi三san文monオペラopera