白しろいうなじを かたむけて
風かぜの行方ゆくえを みつめる みつめるおまえ
時ときの流ながれに 身みを浮うかべ
ふたり漂ただよう 笹ささ小舟こぶね
この手離てはなすな もがけば沈しずむ
痩やせた背中せなかは 俺おれの罪つみ
肌はだを寄よせ合あい 腕うでの中なか
悪わるい夢ゆめなど 見みるなよ 見みるんじゃないぜ
曲まがりくねった 浮世うきよ川がわ
人ひとの澱よどんだ 水面みなも行いく
せめて心こころは 埃ほこりを払はらい
空そらを仰あおげば 笑わらう月つき
死しんだ覚悟かくごで 生いきてゆく
惚ほれていりゃこそ 命いのちを 命いのちをかけた
過すぎた過去むかしを 振ふり向むかず
明日あすもゆられて 笹ささ小舟こぶね
褒ほめてもらえぬ 人生じんせいだけど
おまえひとりが いればいい
白shiroいうなじをiunajiwo かたむけてkatamukete
風kazeのno行方yukueをwo みつめるmitsumeru みつめるおまえmitsumeruomae
時tokiのno流nagaれにreni 身miをwo浮uかべkabe
ふたりfutari漂tadayoうu 笹sasa小舟kobune
このkono手離tehanaすなsuna もがけばmogakeba沈shizuむmu
痩yaせたseta背中senakaはha 俺oreのno罪tsumi
肌hadaをwo寄yoせse合aいi 腕udeのno中naka
悪waruいi夢yumeなどnado 見miるなよrunayo 見miるんじゃないぜrunjanaize
曲maがりくねったgarikunetta 浮世ukiyo川gawa
人hitoのno澱yodoんだnda 水面minamo行iくku
せめてsemete心kokoroはha 埃hokoriをwo払haraいi
空soraをwo仰aoげばgeba 笑waraうu月tsuki
死shiんだnda覚悟kakugoでde 生iきてゆくkiteyuku
惚hoれていりゃこそreteiryakoso 命inochiをwo 命inochiをかけたwokaketa
過suぎたgita過去mukashiをwo 振fuりri向muかずkazu
明日asuもゆられてmoyurarete 笹sasa小舟kobune
褒hoめてもらえぬmetemoraenu 人生jinseiだけどdakedo
おまえひとりがomaehitoriga いればいいirebaii