虫ッけら 歌詞 松本きよみ ふりがな付

風かぜが冷つめたい 心こころが寒さむい
独ひとり飲のむ酒さけ なお苦にがい
三十路みそじ四十路よそじと 浮世うきよの坂さかを
ひとりぽっちで 越こえて来きた あぁ
幸しあわせなんて 幸しあわせなんて 何処どこにある

あいつもこいつも みーんな嘘うそつきばかり
あぁ、今夜こんやはやけに冷ひえるねェー

今いまじゃ屋台やたいの 提灯あかりに止とまる
すねた女おんなの 酔よいどれさ
惚ほれた男おとこも いたにはいたが
どうせあたいは 虫むしッけら あぁ
じゃまな世間せけんの じゃまな世間せけんの 吹ふき溜だまり

足あしの向むくまま 東ひがしへ西にしへ
流ながれ歩あるいた なれの果はて
恨うらみ言ごとなど 言いう気きはないが
夢ゆめに続つづきが あるのなら あぁ
せめて続つづきを せめて続つづきを 見みせとくれ