月つきは幽玄ゆうげん抄しょう 空そらの彼方かなた 九十九つくもの祈いのり導みちびいた
告つげる暗あん文ぶん律りつ 故ゆえの孤独こどく 浸ひたれずに天泣てんきゅう
失うしなって化ばけた激情げきじょう 滾たぎらせて鮮あざやかに
宵よいを染そめて錯綜さくそう 振ふり合あう袖そでごと奪うばって
凛りん 見据みすえて 闇やみの淵ふちは 光ひかりか
蝶ちょう 見みつけて 朧おぼろげな灯あかり 揺ゆらげど 一途いちずな気配けはい
物語ものがたりを抱だいて 縁えにしを紡つむげ
想おもい 日毎ひごと 散ちり積つもってく
絡からまって そして 運命うんめいまで 貫つらぬいてみせて
歩あゆみ寄よった わかり合あった その未来みらいに指ゆびを伸のばし
愛憎あいぞうふるって 憧憬しょうけいかざして 純情じゅんじょう募つのって
神かみ錆さびの絆きずなに ぬくもりを宿やどそう
穿うがて境界線きょうかいせん 雲くもの切きれ間ま 牡丹ぼたんの花はながそっと香かおる
響ひびく狂想曲きょうそうきょく 一瞬いっしゅんの残光ざんこう お巫山戯ふざけは要いらない
吐はき出だして気付きづく哀情あいじょう 進すすむのは誰たが為ためか
不意ふいに撥はねる幻想げんそう 聴ゆるしの色いろで飾かざって
乱らん 聴きかせて 常とこしえの約束やくそくを
廟びょう 気きづいて 追憶ついおくの調しらべ 揺ゆるがす 豪奢ごうしゃな誓ちかい
夢語ゆめがたりを蹴けって 縁えにしを叫さけべ
迷まよい 刹那せつな 塵ちりと成なってく
抗あらがって そして 宿命しゅくめいまで 辿たどらせてみせて
弱よわさ知しった 強つよくなった 壊こわれそうな程ほどに 心こころ疼うずく
不可思議ふかしぎな騒ざわめきを 知しりたくて
さやさやと舞まい散ちる 花はなびらはまるで
恋衣こいごろものようね 想おもい羽織はおらせて
いつの間まにか 生うまれ落おちた きっと…
ほら 幼気いたいけな二人ふたりの行ゆく道みちを照てらし出だせ
目眩めくるめく閃光せんこう 誘さそえど 一途いちずな気配けはい
物語ものがたりは其処そこに在ある
其処そこに宿やどっている
護まもりたいと 信しんじたいと 願ねがう場所ばしょ
この声こえよ届とどいて 縁えにしの元もとへ
光ひかり 超こえて その向むこうまで
綻ほころんで そして 神しん命めいさえ 覆くつがえしてやれ
巡めぐり会あった 結むすび合あった その未来みらいが繋つなぐ奇跡きせき
愛憎あいぞうせめいで 憧憬しょうけいせまって 純情じゅんじょう誓ちかって
神かみ錆さびの絆きずなに この恋こいを宿やどそう
月tsukiはha幽玄yuugen抄syou 空soraのno彼方kanata 九十九tsukumoのno祈inoりri導michibiいたita
告tsuげるgeru暗an文bun律ritsu 故yueのno孤独kodoku 浸hitaれずにrezuni天泣tenkyuu
失ushinaってtte化baけたketa激情gekijou 滾tagiらせてrasete鮮azaやかにyakani
宵yoiをwo染soめてmete錯綜sakusou 振fuりri合aうu袖sodeごとgoto奪ubaってtte
凛rin 見据misuえてete 闇yamiのno淵fuchiはha 光hikariかka
蝶chou 見miつけてtsukete 朧oboroげなgena灯akari 揺yuらげどragedo 一途ichizuなna気配kehai
物語monogatariをwo抱daいてite 縁enishiをwo紡tsumuげge
想omoいi 日毎higoto 散chiりri積tsuもってくmotteku
絡karaまってmatte そしてsoshite 運命unmeiまでmade 貫tsuranuいてみせてitemisete
歩ayuみmi寄yoったtta わかりwakari合aったtta そのsono未来miraiにni指yubiをwo伸noばしbashi
愛憎aizouふるってfurutte 憧憬syoukeiかざしてkazashite 純情junjou募tsunoってtte
神kami錆saびのbino絆kizunaにni ぬくもりをnukumoriwo宿yadoそうsou
穿ugaてte境界線kyoukaisen 雲kumoのno切kiれre間ma 牡丹botanのno花hanaがそっとgasotto香kaoるru
響hibiくku狂想曲kyousoukyoku 一瞬issyunのno残光zankou おo巫山戯fuzakeはha要iらないranai
吐haきki出daしてshite気付kiduくku哀情aijou 進susuむのはmunoha誰taがga為tameかka
不意fuiにni撥haねるneru幻想gensou 聴yuruしのshino色iroでde飾kazaってtte
乱ran 聴kiかせてkasete 常tokoしえのshieno約束yakusokuをwo
廟byou 気kiづいてduite 追憶tsuiokuのno調shiraべbe 揺yuるがすrugasu 豪奢gousyaなna誓chikaいi
夢語yumegataりをriwo蹴keってtte 縁enishiをwo叫sakeべbe
迷mayoいi 刹那setsuna 塵chiriとto成naってくtteku
抗aragaってtte そしてsoshite 宿命syukumeiまでmade 辿tadoらせてみせてrasetemisete
弱yowaさsa知shiったtta 強tsuyoくなったkunatta 壊kowaれそうなresouna程hodoにni 心kokoro疼uzuくku
不可思議fukashigiなna騒zawaめきをmekiwo 知shiりたくてritakute
さやさやとsayasayato舞maいi散chiるru 花hanaびらはまるでbirahamarude
恋衣koigoromoのようねnoyoune 想omoいi羽織haoらせてrasete
いつのitsuno間maにかnika 生uまれmare落oちたchita きっとkitto…
ほらhora 幼気itaikeなna二人futariのno行yuくku道michiをwo照teらしrashi出daせse
目眩mekurumeくku閃光senkou 誘sasoえどedo 一途ichizuなna気配kehai
物語monogataりはriha其処sokoにni在aるru
其処sokoにni宿yadoっているtteiru
護mamoりたいとritaito 信shinじたいとjitaito 願negaうu場所basyo
このkono声koeよyo届todoいてite 縁enishiのno元motoへhe
光hikari 超koえてete そのsono向muこうまでkoumade
綻hokoroんでnde そしてsoshite 神shin命meiさえsae 覆kutsugaeしてやれshiteyare
巡meguりri会aったtta 結musuびbi合aったtta そのsono未来miraiがga繋tsunaぐgu奇跡kiseki
愛憎aizouせめいでsemeide 憧憬syoukeiせまってsematte 純情junjou誓chikaってtte
神kami錆saびのbino絆kizunaにni このkono恋koiをwo宿yadoそうsou