SLOW MOTION 歌詞 東山奈央 ふりがな付

それは一瞬いっしゅんの目眩めまいのようで
ひどくまぶしい風かぜだった

薄うすく汗あせばむ夕闇ゆうやみの中なかを
滑すべるみたいに抜ぬけだせば 遠とおく

私わたしたちは どこまで行いけるだろう
終おわらない波音なみおとはきらめきながら囁ささやく

透明とうめいな海うみの底そこ
生うまれては消きえてく
泡あわがくり返かえし果はてしなく
祈いのり 届とどけてゆく

追おいかけて 追おいかけて
君きみとならこのまま
夜よるになるまえに
今いまという 永遠えいえんを知しりたいだけ

そして灼やけつく幻まぼろしのあとに
優やさしい孤独こどくが残のこるなら

明日あしたより 触さわれない未来みらいより
記憶きおくさえ持もたずに 輝かがやきだけ 纏まとって

運命うんめいの息いきづかい
すれちがう偶然ぐうぜん
2つの呼吸こきゅうを重かさねて
奇跡きせき 描えがいてゆく

泳およいでも 泳およいでも
辿たどり着つけない場所ばしょ
求もとめ合あえたなら
ためらいも すべて溶とけてゆくでしょう

何なにもかもが溢あふれて みちびいてゆけるなら
何なにもかもを抱いだきしめ 変かわりつづけてゆくことを
怖おそれないで

透明とうめいな海うみの底そこ
生うまれては消きえてく
泡あわがくり返かえし果はてしなく
祈いのり 届とどけてゆく

どこまでも どこまでも
君きみとなら このまま
夜よるになるまえに
今いまという 永遠えいえんを知しりたいから

それは一瞬いっしゅんの目眩めまいのようで