男の哀愁 歌詞 北久義 ふりがな付

泣なき濡ぬれて いないか
今いまでもひとりか
俺おれを恨うらんで いるだろな
お前まえは優やさしい やつだった
こんな俺おれでも 尽つくしてくれた
そんなお前まえを 泣なかせた俺おれが
詫わびてみたって 今更いまさらどうになる

降ふり止やまぬ夜雨よさめは
お前まえの涙なみだか
車窓まどを叩たたいて 降ふりしきる
俺おれなど忘わすれて 暮くらせよと
別わかれ言葉ことばの ひとつも告つげず
北きたへ北きたへと さすらう俺おれが
詫わびてみたって 今更いまさらどうになる

雪解ゆきどけの水みずより
清きよらなお前まえを
なんで泣なかせた 傷きずつけた
海辺うみべを駆かけ行ゆく 北きた列車れっしゃ
泣ないているよに 汽笛きてきが泣なけば
俺おれの心こころに 切せつなく沁しみる
悔くやみきれない 男おとこの哀愁あいしゅう