モノクロ 歌詞 中島健人 ふりがな付

ざわめきに 溶とけていく影かげ
モノクロの世界せかい 音おともなく揺ゆれる
例たとえば僕ぼくらが繋つないだストーリーは
今いまもどこかで震ふるえているような気きがする

風かぜが歌うたう 思おもい出でのように
すれ違ちがうたびに 胸むねが痛いたむから
優やさしさだけが ぼんやりと滲にじむ
嫌きらいじゃないけど もう届とどかない

かたくなに抱かかえた想おもいも
振ふりほどくように 遠とおくへ流ながれる
見慣みなれた窓まど 見みつめたその先さき
微かすかな願ねがいに 心ここが揺ゆれている

時間じかんは静しずかに溶とけるから
手てのひらの今いまを 愛あいしていく
僕ぼくらはいつしか 無音むおんの中なかで
それぞれの世界せかいを生いきている

かたくなに抱かかえた想おもいも
振ふりほどくように 遠とおくへ流ながれる
見慣みなれた窓まど 見みつめたその先さき
迷まよいは消きえるから

泣なかないで誰だれも知しらない朝あさ
彩いろどりなくした日々ひびに 笑顔えがおでさよなら
窓まどを開ひらけて 君きみに会あいに行おこなけたら
あの日ひの自分じぶん 少すこし許ゆるせるかな
リグレット抱だきしめて 今日きょうも揺ゆれている